JICA海外協力隊の世界日記

マダガスカル日記

新学期スタート!!

新学期スタート!!

長かった学校のバカンスシーズンも終わり新学期が始まりました。

卒業した生徒や入学した生徒がたくさんいる中、進学した生徒たちの一部は進学先の学校でもう一度体育指導ができます。
沢山の子供が成長していく様子を身近で観察することができるのが巡回型指導のいいところだと感じています。

新学期前と新学期の始まりを比べると自分にとって大きな環境の変化はありませんが、少しの進歩がありました。
コツコツ活動を積み重ねてきた結果、新たに私立学校の授業実施サポートのお願いを校長先生から受けることができました。
小学生、中学生、高校生に日本語と日本文化レッスンの実施、体育指導サポートをすることになり活動先学校を増やすことに成功しました。

新しく始まった事もいくつかあります。
今までもボランティア活動してきた高校で毎週水曜午後を利用してスポーツ大会実施します

体育の授業は、男女共に一生懸命スポーツの上達を目指して取り組んできました。
しかし、上達の成果を活かせる環境が無いことに活動開始当初から少し悩んでいました。
生徒が簡単に理解できるように、体育を実施する目的として、スポーツ大会の企画を新学期の数ヶ月前から校長先生と話し合って計画していました。

大会実施するに当たり沢山の課題がありました。

現地教員、生徒が自主的に参加する動機作り、運営の補助メンバーの決定、グラウンド整備、大会ルール作成。
1人ではできないこと沢山協力してもらいました。

特に意識したのは、生徒がスポーツに関わる環境をどのように提供するかです。
クラスごとの対戦では、生徒数の関係で出場機会が少ない生徒や出場できない生徒も出てきます。運動に対して苦手意識があったり、出場に意欲的ではない生徒も勿論いることはわかります。この大会に強制出場の規則は設けませんでした。

体育ではなくスポーツです。
スポーツは多種多様な関わり方があり、スポーツするだけが全てではありません。
クラスメイトやチームの応援、サポートすること。
仲間への技術的指導やアドバイスするコーチの役割もできます。
もちろん、試合を見るだけでもいいです!!

どのような形でもスポーツに関わることができます。
そしてクラスメイトとの距離感の気付きや、スポーツを通じてコミュニケーションする時間は体育の授業だけでは補うことができません。
大会はスポーツの上達を発揮する機会でもありますが、むしろクラスや友達、仲間との交流が真の目的である考え、目標を設定しました。


できる限り現地の物と現地の人で完結できるように企画したつもりです。
大会のプログラムは完成したので自分が帰国したも定期的に実施されると嬉しいですね。

数ヶ月間にわたって実施される大会において、生徒が楽しめる環境づくりのサポートを積極的にしていこうと思います。

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