JICA海外協力隊の世界日記

南の国で燃え尽きることができるかも

メールによる指導-2

 写真は学生がメールで送ってきた解答です。322日の私の一時帰国以来、初心者クラスでは14回課題を与えてきました。新型コロナ肺炎の感染予防のため大学が閉鎖されていた時期があったためか、学生の返信が少なくなったこともありました。59日に大学の授業が再開され、急に学生の返信が増えました。添削に追われ、うれしい悲鳴です。しかし、まとめて解答してきた学生には、写真のような間違いを続けている学生がいます。

 間違いを訂正させるために、教科書の○○ページの○○行目を見なさい等、できるだけ詳しく説明するようにしています。また、音声教材を多めに活用したいのですが、持っているものが少ないです。自作することも考えています。勉強だけではなく、写真を使って日本の生活を紹介しています。

 テレビ会議システムで指導できる国もあるようですが、パプアニューギニアの大学では無理です。メールですら、不安定なようです。大学のコンピューター室に行かないとメールチェックができない学生もいます。大学の授業ではコロナ感染予防のため密集を避ける努力がされているようで、少人数授業になっているそうです。時間割編成等の混乱もあるでしょう。

 2020年はメールでの指導で単位認定ができそうですが、2021年がどうなるでしょうか。私の後任の選考が中止され、派遣が遅れることが確定しました。現地人日本語講師はいないので、日本語講座が中断してしまいます。まじめな学習者も多いので、心配です。

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