JICA海外協力隊の世界日記

南の国で燃え尽きることができるかも

メールによる指導

 写真は、学生がメールで送ってきた解答です。PCやスマホで日本語入力ができない学生には、ノートを写真で撮って送るように言ってあります。

報道でご存じだと思いますが、世界中のJICA海外協力隊員が一時帰国しています。私も322日に帰国しました。

 授業が始まって、約1ヶ月。初心者クラスの学生の個性がわかり始めてきました。有望な学生もいます。学習2年目の学生達とは人間関係もでき、笑顔の絶えない授業になっていました。突然の帰国で、日本語授業はすべて中断かと思われましたが、メールによる指導で単位認定も可能と言われています。ほっとした学生も多いようです。

 メールによる指導は、初めての経験です。解説や練習問題はメールで送れます。困るのは試験です。学習した構文と単語を使って、作文を作らせて評価する方法があります。また、同僚にお願いして、学生を集めて試験を実施することも可能でしょう。同僚も忙しそうなので、どれくらいのペースでやってもらえるか。実施後の各学生の答案用紙のスキャンが難しければ、択一式の問題をつくらなければなりません。一時帰国中は、「待機」なのですが、私にとっては忙しい日々になりそうです。

 メールによる指導を始めて、2週間経ちました。3日に1回くらいのペースで問題を送っています。答を送ってくる学生は半分くらいです。日頃から、時間割変更等の重要な連絡をメールで送っているのですが、メールを見る習慣が定着していないのかもしれません。初心者クラスの返信率が低いので、日本語学習をあきらめた学生もいるかもしれません。パプアニューギニア全体で学校は休校となっているので、「休み」気分で何もしていないだけかもしれません。学生が置かれている状況がよくわからないのですが、解説と問題を送り続けます。答を返してくれた学生には、できるだけ丁寧な添削を返しています。

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