JICA海外協力隊の世界日記

南の国で燃え尽きることができるかも

JICA現地スタッフ日本語授業

 赴任当初から、「JICA現地スタッフに日本語授業をしてほしい」という要望がありました。大学の時間割が固定された4月から開始しました。

 毎週金曜日、12時~13時半、テキストは大学と同じ『げんき』、まずは15回連続です。参加者は、JICAスタッフと日本にJICA関連の研修に行く人たち約10名です。発声は大学生よりも元気です。しかし、宿題と復習はあまりやってきません。働きながら勉強するのはたいへんなんですね。しかも、仕事で参加できないことも結構あります。それと、文法積み上げ型のテキストなので、回を重ねるごとに参加者が減っていきます。休んでしまうと、次の授業に出にくくなるようです。結局、3人くらいしか及第点には達しませんでした。

 終了後も、再開を希望する声は強かったのですが、やり方を変える必要があります。いろいろ相談し考えた結果、文法積み上げではなく毎回完結型にしました。テキストは、『NIHONGO FUN&EASY』。テキストの表紙にも、「知りたい日本語を知りたい順に! 積み上げ不要の短期速習会話教材」と書いてあります。出張等で欠席することがあっても、次回気後れせずに参加できます。出席した分だけ話せることが増えるという、プラス思考で学習できるでしょう。また、全文ローマ字併記です。

 126日から再スタートしました。1回目は自己紹介です。名前、職業、「○○出身です」、「○○人です。」、「大使館職員ですか。いいえ、大使館職員じゃありません。JICA職員です。」等を学習しました。

 「High commissionも大使館か」という質問がありました。私の家の隣のマレーシア大使館もHigh commissionという表記だったので、「そうだ」と答え、「イギリス英語とアメリカ英語の違いかな」と説明しましたが、正確ではありませんでした。後で調べると、「イギリス連邦」加盟国がHigh commissionとしているようです。勉強になります。

 学んだ日本語を日常業務でどんどん使ってほしいです。

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