JICA海外協力隊の世界日記

南太平洋の陽気な島フィジーよりBULA!

誰かには伝わっている

上の写真は今回の中央地域のEXPOでの写真です。ネックレスとイヤリングで25ドル。明朗で買うかどうか迷っているお客さんにもわかりやすいです。

この「値段を表示する」ということ、実は今回取り組んだことの一つでした。

昨年11月のNational Women's EXPOで感じたことの一つ、それはビジネスのノウハウを知らずに販売しているということです。

特にNational Women's EXPOはフィジー全国から選ばれた女性が首都に集まって自分自身と作品をPRする絶好のチャンスのはずですが、どの女性たちもただ自分たちが持ってきた作品をテーブルの上に並べているだけでした。

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そこで、今回のEXPOで女性たちに知ってもらおう、実践してもらおうと思ったことが3つ。

  • 屋号(或いは自分の名前)を表示する
  • 値段を表示する
  • ビジネスカードを作る

女性たちが事務所に参加の申し込みに訪れた際に受付をする同僚たちから説明をしてもらおうと上記3つをそれぞれ1ページずつにまとめたものを渡しました。ところが、参加の申し込みの手続きが煩雑で面倒。しかも開催日まで3週間を切ってからたった2週間しか申し込み期間がなかったこともあり、手続きだけで手一杯。とてもビジネスのノウハウを話してもらう気持ちの余裕もありません。

そこで、同僚には改めて、SNS等で繋がっている女性たちに写真に撮った説明を送ってもらうように依頼。私も数少ないものの、この半年で知り合った女性たちにコンタクトを取り、自分のSNSにもEXPOのためのtipsとして掲載しました。

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その甲斐があってか、事前に自分の名前をプリントアウトしたものを持参した人もいました。

そしてよく知っている女性もこのとおり。

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左側が2023年11月のEXPO、右側が今回2024年3月のEXPOの写真です。

今回は商品の名前と値段を表示していました。そして私が通ると、「こんな感じで書いてみたけどどう?」と話しかけてくれました。

SNSでの周知は本当に伝わっているのかどうかが見えません。しかし、誰かが投稿記事を周りの人にシェアしてくれたり、SNSで繋がっているJICAの現地スタッフの方が「アケミさん、一生懸命に活動してくれてありがとう」と激励してくださった時、誰かには伝わっているんだなと嬉しくなるのと同時に、今後も忍耐強く続けていこうと気持ちを新たにする瞬間でもありました。

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