JICA海外協力隊の世界日記

南太平洋の陽気な島フィジーよりBULA!

子どもたちの健康を考える

週末、月に1回程度、村を訪れることにしました。子どもたちの心身の健康のために貢献したいと思ったからです。

この日は朝8時半から子どもたちとヨガの練習。

集まったのは主にネットボールを毎日のように練習している子どもたち。毎日運動しているので体は丈夫です。しかし、外側の筋肉がつきすぎて筋肉の柔軟性が足りない子も多く見かけます。柔軟性がないと運動している時の怪我、故障の原因にもなります。

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ヨガの後は野菜とフルーツのスムージー作り。

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フィジーでは糖分多めの飲み物だらけです。果汁100%のジュースは高級スーパーの輸入品で見かける程度。紅茶やコーヒーにも砂糖をたっぷり。マグカップ1杯分の紅茶に砂糖と粉ミルクをそれぞれカレースプーン山盛り2、3杯というのが定番です。そして普段の食事でも野菜の量が圧倒的に少ないのです。

そのため生活習慣病を患っている人も数多くいます。同僚の話では国民の5人に1人が糖尿病で足を切断しなければならない状況にあるそうです。

今回はできるだけ村で収穫できるものを使うことにして、バナナ、生姜、ニンジンのスムージーを作りました。にんじんのみ市場で購入。バナナと生姜は村で収穫。

作る前に子どもたちにそれぞれの材料について好きか嫌いかを聞くと、ニンジン、生姜が苦手な子がたくさん。バナナが嫌いという子も数人いました。

でもこの3つが一緒になるとマジックが起きる!と言って調理開始。

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最初は恐る恐るコップに口をつけていた子も次第にゴクゴク飲みだして、みんなお代わりしてニッコリ笑顔です。

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砂糖の甘さに慣れてしまうと自然の甘みが物足りなく感じてしまいますが、これをきっかけに少しずつ自然の甘みが美味しく感じるようになってくれたらいいなと思います。

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