JICA海外協力隊の世界日記

南太平洋の陽気な島フィジーよりBULA!

村の女性たちの日

10月15日はInternational Day of Rural Women、日本語で農山漁村女性のための国際デーでした。

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フィジーは伝統的に男性社会です。コミュニティでの集会がある時も男性が上座、女性は下座にそれぞれ分かれて座ります。より伝統文化が色濃く残っている村落部ほど女性は家庭のことを行い、子どもを育てていればいい、という考え方が浸透していて、男性が同席している場では女性が口を出すことも許されない村もあったりします。

私の配属先、女性省ではジェンダー平等が一つの大きなテーマとなっており、この日も村の女性たちの活動にもっと光を当てましょうというメッセージと共に各地の女性局がイベントを開催し、集まった村の女性たちの手工芸作品を会場に展示し、彼女たちの活動を讃えました。

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10月はピンク・オクトーバー、乳がんの啓発月間でもあることから、私が所属している中央地域事務所では乳がんをはじめとする病気の予防や健康的な食事について専門家に話をしてもらいました。

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私は貯蓄のすすめとリフレッシュのためのヨガを担当。

フィジーでは特にフィジー原住民系の多くの人が貯蓄の習慣を持たないのですが、参加した11の村からの200名を超える女性たちが真剣に耳を傾けてくれました。

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最後にNGO団体から各村の女性グループにプレゼントが!

農村部だからなのか、農耕具が贈呈されました。

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2023年に発行された『FIJI COUNTRY GENDER ASSESSMENT』によると、村落部の75%が貧困ライン以下の生活を送っているというフィジー。女性たちが自分たちの活躍の場を見出し、より良い生活ができる社会を任期終了まで、彼女たちと共に考え続けていきたいです。

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