JICA海外協力隊の世界日記

南太平洋の陽気な島フィジーよりBULA!

新聞社で大活躍の伝書鳩

週末にフィジー国内小旅行をしました。行き先はレブカ。

レブカは約330の島から成るフィジーで6番目に大きいオバラウ島の港町で、2013年にUNESCOの世界文化遺産に登録された、フィジー唯一の世界遺産の町です。

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今日はこの町で見つけた面白いものをご紹介します。

これは何でしょう?

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鳩の水飲み場です。それも伝書鳩の。現在は使われていません。

レブカは昔、フィジーの首都でした。1882年にフィジーで一番大きなビチレブ島のスバが首都となり、行政機関もスバに移りました。

首都変遷で困ったのが新聞社。レブカに事務所があったフィジータイムズは情報を素早く収集する手段を探しました。

スバとレブカは直線距離にして約67kmほどですが、船も使わなければならず、今回の旅行でも時間がかかりました。

まず、スバからナトビ埠頭までバスで2時間半。ナトビ埠頭からレブカまでフェリーで約2時間。片道の合計、4時間半はかかります。

スバとレブカを往復で情報のやり取りをしていると日が暮れてしまいます。

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そこで戦力となったのが伝書鳩でした。

鳩の脚に書簡を結びつけて情報を送ると片道なんと、30分弱!

フィジータイムズでは1884年から伝書鳩を通信手段として情報を収集したそうです。時には情報がきちんと届けられないこともあったようですが、1886年に本社をスバに移転させるまで、鳩は情報配信に欠かせない存在だったようです。

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