JICA海外協力隊の世界日記

南太平洋の陽気な島フィジーよりBULA!

同族、一族の絆

職場の同僚の皆さんがパーティや祭事に誘ってくれます。そこで度々感じるのが同族の絆です。

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上の写真はフィジーiTauke(イタウケイ:フィジー先住民)の同僚のお父さんの70歳のバースデーパーティ。イタウケイの人々の多くがキリスト教徒で、このパーティでも讃美歌から始まりました。

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同僚の自宅に着くとまず驚くのが人の多さです。50人以上は人が集まっていました。この70歳になるお父さんは余程のお偉いさんか有名な人なのだろうか?と思っていたら、同僚が次々に皆さんを紹介してくれました。

この人は私の母

この人は母の妹でその隣がその娘と婿と子供の◯◯と△△

それでこっちが私の兄の嫁の兄の義理の妹の・・・・

ん〜ここまで来ると何が何だか気が遠くなってしまします。

でもどの人を見てもお互いに旧知の仲という様子で何かを遠慮したり臆することなく誰もが家族、親兄弟のような振る舞いをしていました。

フィジーの人口の約4割を占めるインド系フィジー人の同僚はヒンズー教徒。

ヒンズー教のお祭りや特別なお祈りがある時に誘ってくれます。

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こちらも同僚の家に到着すると何だか人がいっぱい。彼女の家族ってこんなにいたかな?

するとまた次々に人物紹介が。

この人は私の弟とその嫁と子供の⚫︎⚫︎と▲▲

この人はうちの旦那の弟の嫁でその隣が彼女の義理の母

こっちにいるのが私の叔父とその娘とその旦那と旦那の妹とその義理の姉と・・・

家系図を書く紙とペンが欲しくなります(笑)

ここでもその大きな枠組みの親戚が同僚の家を自由に出たり入ったり。まるで自宅のように。

その辺で寛いでいたり、みんなで料理をしたり。

子供たちも、もはや誰が「いとこ」で「はとこ」なのかもよくわからないけれど、みんなで仲良く会場準備をしていました。

フィジー先住民のイタウケイと国民の約4割を占めるインド系フィジー人。

どちらも核家族化が普通になっている日本人から見ると驚くほどに自分たち民族を誇りに思い、アイデンティティーを大切にしているように思えます。そこには宗教的な教えが強く影響しているようにも、また歴史的な背景が大きく関わっているようにも思えます。

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