JICA海外協力隊の世界日記

南太平洋の陽気な島フィジーよりBULA!

光の祭典ディワリ

インドの一番のお祭りといえばディワリ。ヒンズー教の女神ラクシュミーを祀るお祭りです。ラクシュミーが幸運や富をもたらしてくれるように願うもので、祝日の前までに家屋を綺麗に掃除して家具なども新調し、身を清めて華やかな衣装でこの日を迎えます。日本の新年を迎えるような感覚だと言われます。

光の祭典とも言われ、ヒンズー教徒が多いインドではこの時期になると街中にイルミネーションやキャンドルで煌びやかになります。

ここフィジーにも実はインド系の人が約40%います。そのため、ディワリはフィジー国民にとっても一つの大きなお祭りであり、国民の休日になります。

写真のインド系の皆さんは私のご近所さん家族。

といっても、実はこのディワリの前まではHelloと挨拶程度で話したこともありませんでした。

この日はあいにくのお天気、しかも熱帯低気圧が明日にはサイクロンに変わるとの予報で小さい子どもがいる大家さん家族に誘われていたディワリのパーティ行きはキャンセル。

夕方に少し雨が上がったので近所を散歩しようと出かけたところ、'Come! Come!'と呼び止められました。

そして煌びやかに飾られたお宅にお邪魔させていただくことに!

ディワリといえば、甘いインド伝統のお菓子!

女神ラクシュミーにお供えするために多くのインド人の家庭で手作りします。

こちらのご家族も手作りでこんなにたくさんのお菓子を準備。

お菓子食べて行ってと勧められ、ボール状のラドゥを一つ。すると、全種類食べて行ってよ、と勧められるがままに全種類いただきました。

帰りには、「近所なんだから何かあったらいつでもいらっしゃい、そして何かあったらいつでも連絡ちょうだい、すぐに飛んでいくから」とご主人。なんて大らかで懐が深い家族なんだろう、と感謝の気持ちでいっぱいでした。

ところで、フィジーの人たちはみんなオシャレ。

何かイベントがあるとフィジーのイタウケイ(フィジー原住民)の人もインド系の人もそれぞれのルーツの伝統的な服を着ます。

ディワリの数日前からインド系の女性たちはみんなサリーなどの伝統的な服を着て出勤。

祝日の4日前に買い物に行ったスーパーの店員さんもユニフォームではなく自前のインドのドレスで仕事。

写真撮ってもいい?と尋ねると、皆さん喜んで笑顔を見せてくれました。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ