JICA海外協力隊の世界日記

南太平洋の陽気な島フィジーよりBULA!

フィジー唯一の世界遺産

旧首都レブカ。

イギリス統治時代の古い建物がたくさん残る古い町並みには味わいがあり、こじんまり、そしてのんびりした雰囲気で居心地がいい町です。地元の人たちも何だか穏やかです。

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レブカ町役場として使われているシティーホールと警察署。どちらも現役で使われています。

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フィジーで一番古い刑務所(現在は使われていない)とフィジーで一番古い公立の学校。

フィジーで最初に首都となったこともあり、「フィジーで一番古い」という枕詞がつく建物がたくさんあります。

レトロな雰囲気は素敵なのですが、一部の建物の老朽化が気になりました。

このカトリックの教会はイギリスのビッグベンのような時計台がついています。

でもよく見ると、時計の針は3時前で止まったまま。その下の窓ガラスは割れたまま。

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せっかくのステンドグラスが台無しです。木造の壁や床も今にも崩れそうです。

中に入ってみました。

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例の時計台の時計と同じく3時前を指したまま止まっています。しかも壊れた状態で埃や鳥の羽などが溜まっていました。

他にも歴史的価値があると思われる建物がこんな姿に。

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ユネスコの世界文化遺産の町なのに。何とかならないのでしょうか。

コロナ以前にはJICAの専門家の方たちが世界文化遺産としての保存のためのプロジェクトを遂行していたと聞いています。古いものを大切にし、その保存技術に長けている日本の専門家の方たちが再びこの町のために尽力してくださるといいなと願った旅でした。

幸運なことに、後日、JICAの専門家の方からお話を伺う機会を得ました。話によると、8月から始まったフィジーの新年度予算で、レブカの世界文化遺産の修理・修復に日本円で約1億円の予算がついたそうです。そして私がレブカを訪れたのと入れ違いに日本から専門家の方たちが調査しに訪れていらっしゃったとのことです。今後、日本の専門家を交えたレブカの世界遺産群の修復が始まるそうです!

しかも、港のすぐ近くにある修復中の建物が2025年早々に博物館兼美術館、インフォメーションセンターとしてオープンする予定とのこと。とても楽しみになってきました。帰国する前に博物館を観にいけたらいいなと思っています。

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