JICA海外協力隊の世界日記

ラオスっこぐらし ~ここがふしぎなんです~

31 幻の日々

さばいでぃー☺こんにちは

帰国して早、3ヶ月が経ちました。
帰国前に配属先でしていただいたバーシー(お別れの儀式)や、事務所での最終報告会や省庁への表敬訪問。帰国前には連日、ラオスに残る隊員と、よく一緒に通ったカフェなどを訪問したり、たくさん遊んでもらいました。そんな日々が幻の様に感じられる日本での生活です。日本は時の流れるスピードがラオスより3倍速く感じます。

「お帰り!」がうれしい

久々の日本に降り立ち、最初は感動の連続でした。
空港大きい!ピカピカ綺麗!トイレに紙を流せる!ハエがいない!蚊に刺されてもデング熱におびえなくていい!接客丁寧すぎる!湯船、サイコーーー!!!などなど…


再会の時に涙を流してくれる友人や家族、またたくさんの方々から「おかえりなさい」と言っていただけて、待っていてくれる人がいるありがたさをしみじみと感じました。

そしてドキドキの職場復帰。まじめできっちりした日本社会に慣れることができるだろうか?正直、ラオスに行く時より緊張しました。(ラオスに行ったときは心強い同期が一緒だったから!?)

まずパソコンのパスワードからわからず、職員会議にもついていけず…てんやわんやでした。

色々とわからないことや忘れていることだらけの日々ですが、周りの方々の助けを借りながら、なんとか過ごしています。ありがとうございます。

そして何より、母国語でコミュニケーションがとれることって本当にありがたい…!

帰国報告会

ありがたいことに所属先の市の研究会で、ラオスでの活動報告をさせていただきました。

学校保健のプロのみなさん、そして私が協力隊に行くきっかけとなった師匠の前で…とても緊張しましたが、悩んだり苦しんだりした自分の体験をお話する機会をいただけて嬉しかったです。

協力隊生活は、誰かの役に立つなんて実感はほぼなく、今までの人生で最も挫折を味わい悩んだ日々でした。
それでも、協力隊に参加して良かったと間違いなく言えるのは、住んでみないとわからないことがたくさんあったし、悩んで苦しんだ日々の中で、柔軟な考え方ができるようになったと思うからです。

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あっという間に日々が過ぎる日本と違って、国民性も気候も穏やかだからか、のんびりゆっくりと時間が過ぎるラオス。

そんな国・ラオスで学んだことは、「自分を大切にすること」。日本の子どもたちは、集団意識があり、時間を守る力や、周りの人に合わせる力があると感じます。それは世界に誇れる素晴らしい文化だとは思いますが、その分、自分を抑え込みすぎているのではないか、自信をもって自分のことを好きだと言える子どもは多くないのではないかと思います。文化は根強いので、ラオスでの活動の時のように個人の力では簡単には変えられませんが、私自身が、自分を大切にする姿を子どもたちに見せることはできます。そうして少しずつでもラオスで学んだことを伝えていきたいと思います。


ラオスっこぐらし~ここがふしぎなんです~

読んでいただいて、ありがとうございました♩

ラオスのことや協力隊のことが少しでも伝わっていれば幸いです。

~おわり~

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