JICA海外協力隊の世界日記

ラオスっこぐらし ~ここがふしぎなんです~

19 最近の嬉しかったこと

防寒なのか?お洒落なのか?

さばいでぃー☺こんにちは

ここ最近のビエンチャンは、朝晩がぐっと涼しくなり、シャワーだけでは寒いと感じる季節になりました。大人も子供も長袖を着る人が増えました。ちょうど良い素材のパーカーやカーディガンならまだ分かるのですが、真冬に着るようなもっこもこの上着やダウン、コートを着ている人も少なくありません。ラオスでは衣類は機能性でなくデザインや見栄えが重要視されている気がします。そして昼間、気温が上がってもそのまま着ている人たちもいます。

小学校では熱で休む児童が多く、先生たちもまた鼻声だったり、病院に行く人もいて、季節の変わり目ということで体調不良者が続出しています。寒暖差があるので気を付けたいですね。(でも暑くなったらもっこもこ長袖は脱ぎましょう)

リニューアル

そんな小学校で、以前より児童の座り方が気になっていて、「正しい座り方」のポスターを作成して各教室に貼っていました。5月ごろに貼り、長期休みが明け、ここ最近ではきちんと形が残ったままの教室の方が少ないぐらい、すっかりはがれたり破れたりしてしまっていたのです。紙では劣化も早いし、ラミネート加工をしてリニューアルしていたのですが、貼りなおすタイミングを失っていたところ、ある先生が、「あのポスターもう一回貼って」と言ってくれたのです!ちょうど作ってあったので、後日すぐ持っていき、先生が頑丈に貼ってくれました。そしてポスターを使って子どもたちに姿勢の話をしているところも実際に見ることができました。

別教室にも貼っているとき、3年生の担当の先生が、自分の教室の分もはがれてしまったからちょうだい、と言ってくれました。

セールスマンごとく、こちらから提案したりお願いすることが多いので、先生たちの方からお願いされたことがとても嬉しかったです。

子どもたちに助けられた話

小学校にて、歯の健康・歯磨きについての話を、3~5年生で実施していています。1クラス目では、パワーポイントを使うのでプロジェクターの準備をしている段階から子どもたちのテンションが上がりすぎ、そのまま収束がつかずに、でも話は飽きちゃって聞いてないというような状態でした。この日はラオス人の先生がいてくれたので何とか終えましたが、次の回では、先生方が忙しく、私だけでやることに・・・!

前回の反省を踏まえ、テンションが上がっている子どもたちに、「私はラオ語が上手ではありません。だから、よく聞いて、よく見て助けてください」と伝えてみました。すると、自分たちで静かにするように声を掛け合っているではありませんか・・・! 今回の内容はクイズ形式にしたので、やはり盛り上がってしまうのですが、そのあとはすぐにきちんと話を聞いてくれて、とてもありがたかったです。

1回目の時、クイズで考えてから、解説で学ぶという形が伝わらず、先生が正解に誘導してしまうシーンもあり(ラオスでは「正解する」ことが最重要という文化があるためと考察)、クイズ形式はラオスの風習に合わないかなあと悩みました。事前に、「間違っても大丈夫、あとで説明するから」という一言を加えてみました。子どもたちの様子を見ていると、興味津々に楽しそうに聞いてくれていたので、この形で続けてみようと思えました。

尊敬します

1年以上もラオスにいて、子どもたちを静かにさせる言葉も分からないのも情けない話なのですが、そうでなくても、何十人もの子どもたちをひとりでまとめ上げ、日々たくさんのことを教えている先生たちって、凄すぎませんか? 改めて、先生たちの大変さと凄さを感じたのでした。


読んでいただいて、ありがとうございます♩

~つづく~

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