JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

ぼくが〇〇をまもる

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。

任期も折り返しに入っておりますが、先日、モロッコ隊員全員が首都に勢揃いしました。
目的は定期健康診断と安全対策協議会でしたが、初めての公務移動の指示はなんだかソワソワで…。

そんな時、モロッコ事務所で 私宛の一枚の封筒 をみつけ、それは 日本の協力隊OV会 から届いたもので、開けると子ども達からのかわいいメッセージ が入っており大変驚きました。
(表敬訪問すらできず着任したのに、まさかこんな嬉しいドッキリ!!)

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セルフディフェンス

年末年始に向けて、12月は世界的に犯罪や交通事故、テロ事案が増え治安が悪化しやすい時期だそうです。
安全対策協議会では、モロッコの治安情勢、傷病発生状況、日常のリスク管理について聴講しました。
この一年、何事もなく過ぎる日が一日たりともなかったと言っても過言でないくらい、何かしらが起きる毎日を送ってきました。

自宅の近所で集会やデモ活動が起きていたり、
病気や交通事故などを身近に感じたり、
自分の常識にはないSNSや電話の使い方に戸惑ったり…。
時には、何を、誰を、信じて良いのか不安になることもあります。
(結局のところ、「僕が君を守るよ!」みたいなヒーローはそんじょそこらにいないんよ)

良くも悪くもここでの経験から、危険察知能力・危機回避力 は養われてきているようですが、例え生活や習慣に慣れてきたとしても、最後に自分の身を守れるのは自分しかいない と改めて意識できた研修時間でした。.

#週末旅隊員︎ ~Safi サフィ~

任地エルジャディダからバスで南西に2時間ほど下ると サフィ にたどり着きます。
訪れてみると地元では アスフィー と昔ながらの呼び名が主流であることを知りました。
この地も同じく港町で、ポルトガル領であった頃に建てられた要塞が今も残っています。
そして、陶器の町 としても知られる他、国営リン鉱石公社があり、海沿いには工場と港を繋ぐ鉄道が走っています。

ビーチにサーファーが集う時期もありますが、エルジャディダの雰囲気とは違った穏やかで静かな町並みが印象的です。
遺跡やメディナ、モニュメントといった写真スポットなども多く、見どころが盛りだくさんです。
陶器美術館の優しいスタッフさんが歴史などを教えてくださったり、伝統的な陶器を扱うお店の中にはオリジナルのデザインや名入れに対応してくださる店主さんもいたりと、現地の皆さんのホスピタリティに心温まります。
観光客が少ないことが不思議なくらい充実した散策ができるおすすめの町です。
さらに、おそらくここでしか食べられない “タコのタジン鍋” が絶品でした!
(お会計でちょうどお渡ししたらなぜか値引きしてもらえてお釣りが戻ってきました笑)

来年もモロッコの地方都市の魅力をぼちぼちお伝えしていきたいと思っていますので引き続きよろしくお願いいたします。

サナサイーダ ٩( ᐛ )و(良いお年を!)

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