JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

いつもの週末

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。

日本を離れて二度目の新年を迎えました。
イスラム教であるモロッコは ヒジュラ暦の元日【羊犠牲祭『イード・アル=アドハー』】 メインで祝われるため、日本の大晦日・元旦のような過ごし方はしないのですが、昨年も今年も週末が重なり休日として年末年始を過ごせました。(感覚的には いつもの週末 でしたが...)

一度目は赴任して3か月であったこともあり、ひとり任地で迎えました。
少しでも年末を味わいたく、金曜日の家路にひたすら現地語で「良いお年を」と言いながら帰宅しました。
そして、週末はどうしても日本の〇〇歌合戦が観たくなり、2022年最後の時間には家族とオンライン通話をつなぎながら過ごしたことも良い思い出です。
(残り8時間はただ得した気分だった笑)※日本とモロッコの通常時差8時間

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世界的デザイナー「イヴ・サンローラン」


さて、今年はどのように迎えようかと…
せっかくの週末なので、モロッコ国内旅へ出ることにしました。

好きな町のひとつマラケシュでずっと訪れてみたかった、マジョレル庭園 を訪れました。
そこは、世界的ファッションブランド「イヴ・サンローラン」の創設者が愛した庭 で有名です。
彼はフランス領アルジェリアに生まれ、青年期をフランスで生き、ディオールのデザイナーとしても活躍しましたが、パリモード界騒動から逃れるため、公私共にパートナーのピエール・ベルジェ氏と休息の地を求めてアフリカへ訪れました。
(私のモロッコ生活においてもオアシスのような町!!)

一目惚れしたマラケシュの町やモロッコの伝統衣装にさまざまなインスピレーションを受け、デザインにも大きな影響を与えたことが知られています。

彼らが過ごした別邸に踏み入れる前日には、彼を題材にした映画を鑑賞し、大晦日に庭園とマラケシュの町を遊歩し、日本の年が変わる瞬間には友人と連絡をとりながらティータイムを過ごしました。
(ちなみにモロッコ時間の年越しの瞬間はトランプをしていたら過ぎてました笑)

色彩の力強いハーモニー、大胆なコンビネーション、
そしてクリエイティビティへの情熱は、モロッコ文化からの影響によるものだ
by サンローラン氏

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ラクダと眺める初日の出


元旦といえば、初詣に初日の出。
任地の空は毎日のように美しいので、昨年はほとんど人がいない朝のビーチを独り占めするように朝日を眺めたことを覚えています。

今年はここでしかない体験をしようと、マラケシュのアガファイ砂漠 でラクダツアーを申し込んでみました。
1月1日早朝から日の出を観よう!と思うのはどうやら日本人にしかない発想のようで、今年は朝の砂漠を貸切でした。
(本当にガイドさんがお迎えに来てくれるのか、今年最初のどきどきも味わいましたが…)

ちょっとラクダさんに乗せてもらえるくらいを想定していましたが、1時間半もお散歩をして砂漠で初日の出を鑑賞することができた今年の始まりでした。

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胸が苦しくなるような知らせが続く中で、1月2日から活動に向かうと、現地の皆さんも日本を心配してくださっていました。
2024年、心穏やかな生活が営めることを願いながら、大切な時間を生きていきたいと思います。

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アルハムドゥリッラー(皆様のおかげさまで、すべてに感謝を込めて)

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