JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

チーム・モバイル

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。
ここに来てから デモ抗議やストライキ が身近なものに感じるようになりました。
目にしただけでも、イスラエル・パレスチナ情勢に関連するもの、職業組合等でいうと教職員、空港、薬局…そして、先月から公的医療機関のストライキが続いています。

教育機関のストライキが長らく行われた際には、子どもたちの試験延期など現場の皺寄せに大きな衝撃を受けましたが、まさか自分が所属する医療の現場でもストライキが決行されるとは考えてもみませんでした。
さすがに救急・回復期部門は除かれた声明ではあるものの、全国の公立保健分野によるストライキの告知で市内を廻った日はとても驚きました。

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日本型ガーディアン

今年から新しいチームの一員になりました。

チーム・モバイル (= 移動検診車)

歯科医・総合医・眼科医・看護師・技術者で結成され、中心地から車で1時間以上かかる郊外の保健センターで無償検診を行う 医療キャラバンチーム です。

昨年、任地に3台の移動検診車が納車されました。(しかも日本車!)
それぞれ 歯科・眼科・産婦人科 の診療ができる器械機材が設置されていて、運用開始前に初めて車内を見学した時には、その設備もさることながら広い県内を網羅して検診ができるサービスに興奮したことを覚えています。
プロジェクト始動前の会議に出席した際、助産師の私は 妊婦エコーを担当する予定 でチームに加わりました。

初めて同行する朝、集合場所では少し問題が起きていたようで…
大型の検診車を運転できるドライバー3名が確保できず、その日は1台のみ 歯科検診車 が出動することになりました。
(専門領域でなくても何かしら人手は必要なはず!)

現地に到着するとすでに診察の順番待ちで入口はごった返していました。
ここでは日本のように綺麗な列ができることはありません、隙あらば我先に流れ入ってきます、そして女性の勢いが手強かったりします
あまりの混雑を見かねて、同僚看護師が歯科模型を使って子ども達に歯磨き教室を始めた時、頭の中を 日本の教育テレビでよく聴いたあの歌 が流れました。♪はみがき じ○〜ずかな
即席で現地語にして歌ってみると、耳の良いモロッコの方々はすぐ一緒に歌ってくれて、長い待ち時間がひととき和らぎました。
(こんなに身を張って入口を守る日になるとは思わんかった笑)

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サービスの境地

無償で郊外への検診に出向いた翌日に、医療者の要求を先延ばしにする政府へ訴えかけるストライキの実行を知りました。
2015年に共同研究で「10年後49%の仕事がAIに代替される可能性がある」という結果はショッキングでしたが、あれから約10年、人間とAIの協働が進むことはあってもAIによる代替は不可能とされる医療職の労働環境はどれだけ改善されているのだろうか、とふとよぎりました。

それでも現場に立ち続ける人たちがいる、改めて敬意を表して活動を共にしていきたいと思います。

ビスラーマ ٩( ᐛ )و

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