JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

朝ごはんならあります

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。
突然ですが、告白します。
ほんまは結構お酒が好きです。
日本の飲み仲間には 国教がイスラム教のモロッコ に渡航することをとても心配されました。
なぜなら容易に飲酒ができない環境に身を置くことになるから...。

ましてや女性は外国人で他宗教であってもアルコールにの話題はあまり良い顔をされません。
(もし翻訳してまで読んでくれているモロッコ人の方がいたならば、きっとめちゃ私を愛してくれていると思うのでこのことは秘密にしていてね)

そんな呑兵衛?だった私の行きつけBarの代わりとなったのが エスカルゴ屋さん でした。
夕方からしか見かけない移動式のお店ですが、スパイシーなスープがクセになり、身体も温まって寝つきが良くなると言う方もいます。
そして、寒さが増すにつれてエスカルゴの身も大きくなり、季節が巡ってきたのだなぁと、また通い始めてしまいそうな今日この頃です。

.

謎解きはティータイムの後で


オンラインで日本の子ども達とお話しさせてもらった際に、「食」について興味を持ってくださった方が多かったので、ここでも書き留めておきたいなと思いました。

モロッコの家庭では親戚・知人友人・ご近所の方をティータイムやお食事に招待することは日常茶飯事です。
(20〜30名のマダムが埋め尽くす光景は圧巻やけど、このためにモロッコサロンはあるんやなぁとやけに納得)

初めて現地の方からランチに招待された時のこと。
招待してくれた友人の言う通りに、午前の仕事を終えて 11時半くらい にお邪魔しました。
すぐに着席を促され、モロッコティーとクッキーやナッツ類、ナツメヤシ、パン類とそれに付けるオリーブオイルや蜂蜜、オリーブやチーズが出てきて勧められるがままにいただきました。
お腹もいっぱいになっておしゃべりなどもして帰ろうかなと思った瞬間、


友人「ランチがまだなのにどうして帰ろうとするの?」
まーみん「....????!」

15時前くらい だったでしょうか。
そこからしっかり大皿のモロッコ料理が出てきました。
以降、勧められるがままに全ていただこうとすることは一切やめました笑

ついでにお伝えすると、13時過ぎ にランチがとりたくてカフェに入っても
「朝食メニューならあります」
と言われることが多いです。(何時まで朝やねん)

ここからぼくの土地…!


モロッコでの食事は大人数で大皿を囲むことがほとんどです。
世界最小のパスタと呼ばれるクスクスは伝統的な主食の一つですが、盛り付けの煮込み野菜は美しく放射線状に並べられることが多いです。

食卓を囲む人々は四方八方から綺麗に自分の 目の前の陣地 を食べ進めるのです。
メインのお肉などは大きな塊で中央に飾られてあるので、食事の終盤になると主人(大体そのお家のママ)が平等にそれぞれの陣地へお肉を分け与えてくれます。

食べるのがゆっくりな私は陣地争奪戦に負けているのではないかと心配され、子ども達のように別の小皿を用意することを提案されることもありますが、みんなで食べるのが楽しいからとお断りしています。
(ほんまは個別で与えられてしまうと食べ切らなあかん気になって取り分が増えてしまうのを避けるためです笑)

もう一つ、ビサラ という豆のスープの登場も冬を感じさせます。
気になる方は お料理先輩隊員さんの記事 もぜひご覧ください!

ビスラーマ ٩( ᐛ )و

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ