JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

アラビアンナイト

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。
東北で生まれ東北で学び育ったので、年々東北愛が増していると感じます。
(東北弁もわかる私はもしやバイリンガルの素質あり…⁉︎)

ありがたいことにご縁は重なるようで、今月は学生時代を過ごした山形からいくつかの活動依頼をお受けすることができました。

今回は、現地での活動以外に日頃どのような取組みをして過ごしているのか少しだけご紹介したいと思います。

オンライン上ではありますが懐かしい方々とコミュニケーションを取り、それぞれの発信の対象に合わせた準備をしながら、看護学生だった10年以上前の自分異国で助産師である今の自分 を見つめるそんなひと月となりました。

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幸福感の決め手って?


数か月前からご連絡をいただいていたのは、憧れの助産師の大先輩からでした。
大学の助産学生の特別講座で「助産師の働き方の可能性」についてお話しました。
自身の専門領域のトピックを助産師仲間にシェアできることはとても嬉しく、久しぶりに日本語で作るスライド資料に心躍りました。
(気合を入れすぎで想定以上の資料準備をしてしまった・・・笑)

自己実現論について考えていたときに、ふと気がついたことがありました。
モロッコで生活をしていると日本で暮らしていた頃以上に、低次欲求 “生理的欲求・安全の欲求” を満たす大切さを感じるのですが、現地の方の中では例えここが十分に満たされていなくても “社会的欲求・承認(尊重)欲求” が日常的に【つながり・愛】として優先されているように感じる瞬間があるのです。

一方で日本人の多くはここを飛び越して一握りしか満たされない 自己実現欲求 をいきなり目指してしまうことがある気がします…。
確かな正解があるわけではありませんが「いまを大事に生きる」モロッコの方々 からの刺激はこれからもまだまだ浴びることになりそうです。

地球の裏側


赴任したばかりの頃、二本松訓練所時代の同期がとても興味深いイベントを開催していました。

Sasa!ケニア・ティカ通信(ケニア・環境教育):日本の高校生の目にはアフリカはどう映っているのか? ~日本の高校のオンライン国際理解研修に参加しました!

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そして、とうとう私にもそんな素敵なお話が舞い込み、日本時間の日曜日夕方に山形の小中高生とのオンライン交流イベントに参加させていただきました。

開催目的 
・モロッコ地震 について実情を知る
・「シルクロードとアラビアンナイト」の授業外探究としてモロッコの魅力を知る

ちなみに、アラジンと魔法のランプの中で 魔法使いはモロッコ出身、アラジンは中国出身 なのだと教えてもらいました。
序盤では少し照れた様子で自己紹介をしてくださっていた子も、画面からも溢れ出るようなキラキラした表情や反応がみられたり、多彩な意見や質問が飛び交ったりとあっという間のお時間でした。

モロッコをあまり知らずに参加してくださる方が多いと伺っていましたが、宗教や情勢への感度の高さ に驚きました。

参加した子どもたちの声の一部
「地球の裏側と繋がれた」
「文化の違いは面白いと感じた」
「身近にモロッコを探してみたい」
「宗教について知りたいと思った」

もっと他のお声が気になった方は『探究教室ESTEM』のページ も併せてご覧ください。

そして、参加してくださった保護者の方からも「子どもと一緒に国際ニュースを見たいと思いました。このようなイベントで繋がりが持てることがありがたいです」とご感想をいただきました。

山形の皆さん、素敵なつながりをありがとうございました!

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ビスラーマ ٩( ᐛ )و

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