2017/01/12 Thu
文化 生活
モロッコ冬の定番スープ
アッサラ―ムアライコム!明けましておめでとうございます!!
イスラム歴の新年は1月1日ではないので、モロッコでは新年感はあまりありませんが、元旦はやはり初日の出を見よう!と屋上に上がってみたら、隣の建物でまったく見えなかった…という2017年の幕開けです!
モロッコ今は日本と同じく冬です。気温は15℃ぐらいでしょうか?
アフリカなのに冬?!とこちらに来る前は思っていましたが、モロッコにはちゃんと四季があり、それぞれの季節によって気候がまったく違います。
モロッコは北アフリカに位置し、大西洋と地中海に面しています。海側の地域は冬でも比較的暖かいそうなのですが、内陸部は寒さが厳しく、一部では雪が積もり、なんとスキー場もあるそうです!
私のいるテトゥアンは、直接海には面していませんが、地中海に近いからか、そこまで寒くはなく過ごしやすいです。
さて、今日はモロッコの冬のスープを紹介したいと思います。
(冬じゃなくても年中食べていますが!)
“ビサラ”というこのスープ、モロッコ全土で食べられているのですが、北部の方がメジャーなようです。
作り方は、乾燥そら豆(または乾燥グリンピース)を、クミン、ニンニク、塩と一緒にことこと煮て、ミキサーでピューレ状にしたら完成!仕上げに唐辛子、クミン、たっぷりのオリーブオイルをかけてホブス(モロッコパン)といただきます。簡単なので、私は家でもたくさん作って、冷凍保存しておきます。
街のビサラ食堂で食べても一杯5dh~8dhくらいなので、冬場は何かにつけてよく行きます。(1dhは約12円、モロッコのレストランでは、パンは無料‼)
「冬の寒~い日に、アツアツのビサラを食べれば元気になるよ‼」と、仕事を早々に切り上げて、同僚とビサラを食べに街へ繰り出す…モロッコ人はビサラで元気になって、その後お昼寝したりします。
モロッコではこんなギャグ?があるそうです。
出来の悪い生徒に対して、先生が
「あなたの頭には脳みそが入っていますか?それともビサラですか?」
…けっこう的を得たユーモアセンスと感じるのは私だけでしょうか?
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