JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

お米は副食⁉︎

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。

異国の生活で「食事」が口に合うかどうかは一番気がかりかもしれません。
なんとなく抱く主食のイメージは、アジア圏はお米や麺類、欧州圏はパンやパスタ、アフリカ圏はとうもろこしやじゃがいもでした。

クスクス、タジン、ハリラ・・・モロッコには美味しい定番料理が多くあります。
調理工程を見ていると、ふんだんに香辛料が用いられ、お野菜やお肉・お魚はじっくり火を通されて、手の凝ったものが豊富に感じられます。

そして、必ず出てくる主食が「ホブズ」と呼ばれる円盤型のパンで、それをちぎっておかずを挟みながら手で食事をするのが一般的です。
(つまりは、一口ごとに必ずパンを食べることになります笑)

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毎食が炭水化物祭り

一番最初に衝撃を受けたのは、語学の先生と最初のランチをした時でした。
食事に気を遣っている方でお昼はサラダだけを召し上がることが多いと伺っていたので、一緒に軽食屋さんに入りました。

豊富なサラダメニューには丁寧に入っているものが綴ってあり、語学の勉強も兼ねてひとつひとつ確認していると「お米」と書いてあり、興味本位で頼んでみるとラーメンどんぶりくらいの器に7-8種類の野菜が山盛りのサラダが登場しました。
具材を少しよけてみると、サラダ丼のように白米が下に隠れていて食べ応えがあり、それ以降は私のお決まりメニューになりました。
(当初、ランチが毎日サラダだけで午後お腹が空かないか調整員さんと心配したのが懐かしい)

軽食屋さんで何度見ても笑ってしまうメニューが「タコス」です。
タコスというとトルティーヤにさまざまな具材が包まれていますが、モロッコでは必ず フライドポテト が含まれています。
そのサイドメニューに何がつくかって? フライドポテト です笑
(本場のタコスにフライドポテトが入っていないと知った時のモロッコ人の驚いた反応がいつもかわいい)

ちなみに写真は シャワルマ という味付けしたお肉を回転グリルして薄切りにしたメニューです。
もちろん主食の ホブズ 付きで、トルティーア に加えてサイドメニューには フライドポテト と お米 がセット。

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ママンはみんなパン屋さん

食事に欠かせない ホブズ は、飲食店ではグラスが積んであるのと同じように山になっていて、何かメニューを注文するとすぐに人数分以上が配られます。
町のパン屋さんはもちろんのこと、小売店どこに行っても大量に置いてあって、町を歩いていると家族分購入した ホブズ を抱えて歩く人とすれ違わない日はありません。
(職場にもマダムが売りに来てくれることもしばしば。)

そして、家庭で手作りをする女性も多く、大きなピザほどのサイズに焼き上げた ホブズ をちぎり分け合って食卓を囲みます。
自宅で焼き上げることもあれば、ご近所にあるパン焼き工房に成形した生地を持っていって焼いてもらうこともあり、おつかいで ホブズ を受け取ってくる子ども達の姿を見かけます。

専業主婦の女性はお昼寝とティータイムの時間以外、ほとんど台所にいるくらい家族の食事を大事にしている様子が伺えますし、共働きの家庭でもお休みの日にはパンは自宅で焼くと話す女性もいます。
働き者で強く逞しく美しいモロッコ女性に圧倒されっぱなしです。

ビスラーマ ٩( ᐛ )و

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