JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

アトラスのライオン

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。

眠れない夜があります…

深刻な問題のように聞こえてしまうかもしれませんが、これには明確な理由がありまして。

先日まで アフリカネイションズカップ が開催されていました。
アフリカサッカー連盟が主催する、ナショナルチームによるサッカーの大陸選手権大会です。
近年は奇数年開催になっていましたが、今回の開催地 コートジボワール はその時期が雨季の最盛期で悪天候の予想がされていたことから 2024年1月から2月 にかけて行われました。

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もはや、これは国技⁉︎

モロッコに限らずアフリカ全土かもしれませんが、老若男女問わず サッカーが大好き なのだと感じます。
(現地語で日本の戦局を語ってくれたおっちゃん、同時期にアジアカップが開催されていたのに アフリカの国じゃないよ と思ってごめんなさい)


モロッコ戦の日は毎回、朝から人々がソワソワしている ことがよくわかり、試合前になるとテレビがあるカフェに男性陣が集います。
例え試合中に自宅で籠っていたとしても、得点時は近隣からの歓声や鳴り止むことのない現地のグループチャットで経過を知ることができます。
極め付けは試合後で、町の中心地は 祝杯のコールやクラクション による 勝利パレード で大盛り上がりを見せ、平日であっても深夜帯まで活気に溢れるのです。
(寝てても勝つと起こされるんよ、シラフで元気すぎん?ほんで翌朝スロースタートでも試合の話題が続くまでがデフォルトです笑)

さて、赴任直後にも FIFAワールドカップ で モロッコチーム(通称 アトラスのライオン)は大躍進を遂げましたが、この度、着任当時の記録も含め、現地での活動に関してご報告する機会をいただきました。
こちらではお見せしていない真率な側面が出せていると思うので、ご興味のある方はお読みいただけると嬉しいです。

▷▶︎JICA 海外協力隊員寄稿 グローカル助産ケアの先に見える世界
  -多様性豊かな国モロッコで協働する保健医療サービス- 
  2022 度 7 次隊 助産師 モロッコ王国
  アフリカ協会『月刊アフリカニュース1月号(No.135)』p.20-p25 掲載

ちなみに・・・

来年2025年の アフリカネイションズカップ開催地 は モロッコ
2030年は FIFAワールドカップ がモロッコ・スペイン・ポルトガルの3か国共同開催(南米3か国を加え3大陸・6か国共催予定)

モロッコ隊員の眠れない夜がまだまだ続きそうですね。

#週末旅隊員︎ ~Settat セタット~

任地エルジャディダから東に位置し電車では 商業都市カサブランカ を経て1時間ほどでたどり着きました。
カサブランカ から マラケシュ へ向かう道中にあり、モロッコの南部と北部の間をつなぐ場所で、現地の方には スタット と発音するほうが伝わるようです。
大規模な都市計画工事が行われた頃に、モロッコ領土で最も広大な工業地帯として発展しました。

実は国内12地域の区切りで言えば、モロッコ中央西部でエルジャディダも同じく カサブランカ-セタット地域 と称されます。(この地域はインフラの恩恵が大きくGDPの3割以上を占めるらしい!)
コロナの大規模予防接種が行われていた頃には、任地の同僚もこの地へ応援に行っていたと話していました。

各地を散策しているとフランス語表記の併用が多いのですが、この町の商店やアパート名などは アラビア語 の単独表記が目立つように感じられました。
市街地に、宗教的・歴史的建造物である要塞が保存されており、平日には内部まで見学することができます。
穏やかで綺麗な町並みは、優しい笑顔で手を振ってくださる素朴な人々に見守られ歩きやすくおすすめの町のひとつです。

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ビスラーマ ٩( ᐛ )و

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