JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

混ぜこぜメーロンジェ

サラム・アレイコム(こんにちは)

モロッコから 助産師のまーみん です。
普段、何語を話してるの?
日本の友人からも、現地の友人からも尋ねられます。
(確かに私は何語を話してるんやろ・・・)

任地の人々が話す言葉は ダリジャ語【アラビア語モロッコ方言】です。
なかなか日本語にはない 喉を使う発音 を含む言語で面白いです。
ただし、話し言葉として発展したので決まった書き言葉がない という・・・。

ダリジャ語の基礎は、フランス語で丁寧に説明してもらいながら、赴任して最初の3週間に首都で学びました。
おひとりさまで着任したこともあり、朝から夕方まで、
休憩時間や食事の時間まで、先生とみっちりマンツーマンの贅沢なひと時でした♪

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大々大渋滞・・・

ダリジャ語は、アラビア語・ベルベル語・フランス語・スペイン語
4つの影響を受けて話し言葉として使われています。
町の看板などは アラビア語・ベルベル語・フランス語 が並ぶ表記がほとんどです。

※トップ画像は 新設中の保健センター の例です。

モロッコはフランスの植民地だった時代がありました。
配属先の同僚や医療関係者の多くはフランス語を話すと聞いていて、
渡航前の語学訓練はフランス語専攻でした。

しかし、任地で生活し始めてすぐに気がついたこと。


若い子たちはフランス語が話せない⁉︎

例えるなら、日本の義務教育で英語を学んでも話す人が少ないのと同じような感覚です。

ここ数年で国の教育体制が変わってきたこともあり、任地の10〜20代の方々は英語の方を好むようで、日本で云う ゆとり世代 以上はフランス語話者が多い印象です。(見かけ年齢不詳でもここで年バレする・・・笑)

ということで、

  • 買い物など日常生活では ダリジャ語
  • 仕事では フランス語
  • 現地の友人とは 英語


この生活では、同じ単語でも他の言語で言い換えると伝わったりするので、
今日も頭の中は複数の言語が混ざり合って大渋滞です。(交通整理を誰かしてください)

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驚異のマルチリンガル

同僚たちと一緒に準備した研修を開催してみてふと気がつきました。

会議や研修の時にも 絶賛マルチリンガル で、

スライド資料は フランス語 で準備したのに ダリジャ語 で講義しているのです。
つまり目にしている資料の言語と異なる言語で説明し聴講者もそれを理解しています。
(おそるべし言語能力・・・)

言語レベルに個人差はあり、現地ではフランス語や英語を話さない人も多いです。
それでも気兼ねなく声をかけてくれる独特な慣習には毎日驚かされます。


ダリジャ語 は 翻訳機が使えない言語 なので困惑することもあります。
知らないフレーズの嵐に巻き込まれることも度々なので、
「喋れるのは少しだけだよ!理解できてないよ!」
と正直に答えつつ、挨拶や短い返答をするだけでもとても喜んでもらっています。

さて、初対面にあるあるの流れで乗り切ってきましたが、
雰囲気でのコミュニケーションの限界が近づいてきている気がします。
(『どうする まーみん』乞うご期待!笑)

ビスラーマ ٩( ᐛ )و

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