JICA海外協力隊の世界日記

こちらモロッコですけどなにか?٩( ᐛ )و

人類みな兄妹⁈

サラム・アレイコム(こんにちは)

ラバス?サバ?ビヘール?ハムドゥリッラー
ムジエン?ヘドマ、ショゴル、ラァイラ
ラバス?コルシムジエン?ハムドゥリッラー・・・

モロッコから 助産師のまーみん です。

いきなり呪文を唱え始めたわけではありません。
これ、毎日のあいさつです。道で会った時や出勤時など。

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☆ モロッコ のあいさつ
こんにちは。元気ですか。おかげさまで元気です。【握手orビズ】
仕事は順調ですか。生活は?日本の家族は元気ですか?
全て順調ですか?・・・(まだまだ続く笑)

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★ 日本 のあいさつ
こんにちは。【お辞儀】
(はい、終了ー!笑)

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ちなみにを【 × その日出会った人数 】繰り返します。
急いでいる朝、何人と出会うかで 遅刻の運命が決まる と言っても過言ではありません。

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へい、お兄さん!

道を尋ねるとき、市場で値段を聞くとき、レストランで注文するとき・・・
誰にでも「お兄さん」と呼びかけます。
知り合いではないです。(いや、話しかけた時点で知り合いか。ん?話しかける前から兄弟なのか…?)

もちろん丁寧な呼称もあるのですが、大体この親しみこもったやり取りがされています。

なので友達に兄弟を紹介されると聞き返してしまいます。
本物の兄弟なのかと。

来たばかりの頃、観光地を案内してくれると声をかけられました。
「僕はモロッコで君のブラザーだよ、マイシスター」
(いかにも胡散臭い・・・このおっちゃん、私いくつやと思ってんやろ?このおっちゃんがお兄ちゃん?え、控えめに言ってもご年配なのでは?いや、見かけだけで実は若い?)

今思えばただの決まり文句だったのですね。めちゃくちゃ失礼なことを頭によぎらせながらひとり葛藤したのでした。
ま、陽キャなガイドさんと予定外のドキドキな遺跡見学になったことも良い思い出です。

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私がママよ

ありがたいことに、同僚や友人の自宅に招待してもらうことも多いです。
お邪魔して数分後には大体「自宅だと思ってくつろいで」と言ってもらいます。
お茶を飲んでお食事をご馳走になった頃には大体「私はあなたのモロッコのママだからね」と。
(ウロウロしてるだけで家族が増えていく…笑)

女性が多い職場で、同僚たちは本当に優しい方ばかりです。
私がキョロキョロ歩いていると「マミ、ママを探してるの?」とよく言われます。
ママ=カウンターパート ※活動のパートナー です。(迷子か、いくつや私は・・・)

ネタで同僚からモロッコ人男性との結婚をよく勧められます。
「ママがOKじゃなかったら答えはノーかな」と答えます。
モロッコは かかあ殿下 らしいので、冗談が苦手な私はママに任せて逃げていきます。(都合がいいなぁ、オイ)

2年後には町中が家族になっているんじゃないかと思う今日この頃です。

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ビスラーマ ٩( ᐛ )و

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