JICA海外協力隊の世界日記

Hiro! Di ブルクンバ

環境分科会2日目-ワークショップ-

インドネシアに派遣中の環境教育隊員が集まり開催された分科会の2日目。

小学校の先生・生徒を対象に環境教育隊員全員でワークショップを行いました。

この日参加してくださったのは市内小学校の校長先生12名、教員46名、生徒40名。

内容としては大きく2部構成にして行い、各内容一人ずつ担当して行いました。

1部で伝えた内容の流れとしては…

1.地球温暖化

地球温暖化によって引き起こされる問題と

その主な原因が二酸化炭素となっていることを

クイズを出題しながら説明を行いました。

2.植物を用いた実験

地球温暖化の原因となっている二酸化炭素は

植物の光合成によって吸収されている、

ということを伝える実験を行いました。

この実験は石灰水が二酸化炭素に反応すると白く濁るという性質を使ったものです。

植物を入れたものと入れないペットボトルを用意し息(二酸化炭素)を吹き込んだ後、

両方を日光にあて石灰水を注ぎ反応を見るというものです。

3.コンポスト

開催地であるマカッサルで排出されるゴミ全体の内の約6割は有機ゴミです。

二酸化炭素は有機ゴミを燃やすことによっても発生します。

有機ゴミを燃やさずに処理を行う方法として

コンポストの作成・管理方法を説明しました。

今回筆者はこのコンポストについての説明を担当しました。

1部が終了し、休憩を挟み第2部。

2部では先生と生徒2つにグループを分け、ワークショップを行いました。

先生対象のワークショップでは

隊員が学校巡回を行う中で学校のゴミ処理について感じたことを伝えた後、

「ゴミの分別」について先生同士に議論していただきました。

子ども達向けのワークショップでは

海洋ゴミに関する紙芝居と

ゴミのリサイクル工作を行いました。

写真はディスカッション後、先生方から発表を行っていただいている時の様子です。

隊員はみな参加して下さった先生・生徒と

コミュニケーションを取りながらワークショップを行う工夫をしていました。

ワークショップを通じてそれぞれの任地での授業の様子を垣間見ることができたことは、

任地での活動に反映させる点でもお互いの勉強になりました。

任地が離れている隊員同士で大勢の先生・生徒を対象に

ワークショップを行うのは準備が大変でした。

しかし各隊員学んだことも多く、

先生・生徒ともにとても熱心に耳を傾けて参加してくれたこともあり、

達成感の大きなワークショップとなりました。

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