JICA海外協力隊の世界日記

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アフリカ予選1

またまたタイムリーな話題でなく申し訳ないですが、10月にチュニジアで開催されたアフリカ予選について紹介したいと思います。 今年のアフリカ予選は、来年の東京オリンピックへの出場権を掛けた大会になります。 参加国は12ヵ国(南ア、ケニア、チュニジア、セネガルなど)で、1位はオリンピックへの参加資格獲得、2位、3位は各大陸2位3位との敗者復活戦に参加することになります。 マダガスカルは昨年は実質5位で、ケニア、ウガンダ、チュニジア、南アフリカがライバルです。 7人制の予選は日本で開催されたワールドカップのように長期開催ではなく、2日間で順位を決定します。そのため1日に3試合します。1日目はグループ戦、2日目は順位決定トーナメントです。

今大会は、マダガスカルはチュニジア、モロッコ、モーリシャスと同グループでした。 1位、2位は順位決定トーナメントへ進むことができます。 初戦はモロッコ、2戦目はモーリシャスと危なげなく勝利することが出来ました。 3戦目は昨年は21対7で敗北したチュニジアです。 ここで負けるとグループ2位となり、2日目のトーナメントで別グループの1位と対戦となるため、勝利が必要でした。 タイトな試合となりましたが、結果は12対0で、勝利することが出来ました。

2日目については次回紹介させて頂きます。 今回、初めてアフリカ大会に同行し、アフリカのラグビーレベルを肌で感じることが出来ました。 感じたことをいくつか紹介します。 1.テーピングについて ラグビー選手は怪我も多く、ほとんどの選手がテーピングを必要としています。 他国選手同様にマダガスカル選手もテーピングをしていましたが、見ていると大丈夫?というテーピングの巻き方でした。 普通はテーピング箇所や怪我によって複数の種類のテープを使い分けます。 ほとんど他国も同様ですが、マダガスカルは1種類のみでした。 当然、テーピングはマダガスカル国内には豊富な種類もなく、安価ではありません。結果として、テーピングに対する知識の問題があるのかなと感じました。 2.携帯電話について マダガスカルチームの話ですが、コーチが大会期間中の2日間は選手から携帯を預かっていました。 理由としては、携帯があると寝ずにネットをするからということです。 コーチと選手間の信頼関係としては、どうかなと感じました。 選手である前に1人の大人である選手を、大人として対応しない。 この様な関係で信頼関係は大丈夫なのかなと思いました。 日本人であれば、コーチからこの様な対応されると、信頼されてないと感じるかと思いました。 一方で選手たちは何の疑問もなく預けており、日本と異なっているという理由だけで介入しない方が良いのではないかと考えました。 ※写真はチュニジアの街並み

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