JICA海外協力隊の世界日記

エジプトからアッサラーム・アレイコム

ラマダンの醍醐味

イスラム教徒が、1年に1度のラマダンを心待ちにする理由の1つは、「イフタール」と呼ばれる食事にあります。

イフタールは、16時間の空腹に耐え、日没後、最初に取る食事です。普段とは違う、空っぽのお腹を満たすような豪華なメニューが食卓に並びます。街角でも、日没が近づくとテーブルが特設され、貧しい人もお腹いっぱい食べれるようにと無料でイフタールが振る舞われます。

ラマダン中は、普段よりもエンゲル係数が高くなるそうです。職業訓練所では、ラマダン前に食材の詰まったダンボールが女性たちに支給されていました。(ラマダン中、食糧に不自由しないよう政府からの配給だと思います。)

ラマダン期間に、何度か同僚や知人のお宅でイフタールを頂く機会がありました。どの家庭も、夕方になると女性たちは、イフタールの準備で忙しく、普段は時計をあまり見ない同僚も18時を過ぎるとしきりに時計を気にしていました。
18時半頃に、モスクからアザーン(礼拝の呼びかけ)が聞こえると、断食解禁です。礼拝後に食事をするか、食後に礼拝するかは人によって違います。それにしても、エジプト人たちの食べるスピードに驚きました。空腹のせいか、あっという間に食事を終え、気づけば自分1人食べていました。

豪華なイフタールだけではなく、家族や親戚、友人と過ごす時間もラマダンの醍醐味だそうです。19時頃にイフタールを終えても、夜中3時(日の出)までは自由に飲食ができます。空腹を満たしたら、皆でお菓子を食べながら団欒したり、夜の街に出かけたりします。ラマダン期間中、夜の街は普段より賑やかな気がしました。

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