JICA海外協力隊の世界日記

みんなあのねのセネガル便り

みんなあのね、「聖地へ」

先日、トゥーバという町を訪ねた。

セネガル中部に位置するジュルベル州東北部の都市トゥーバは、

イスラム教ムーリッド教団の聖地であり、

創始者のアーマドゥ・バンバが埋葬されている地として有名だ。

偶像崇拝を禁ずるイスラム教であるが、

彼の肖像はタクシーや乗り合いバスの前面にぶら下がっていたり、

町の商店に飾られていたり、目にする機会が多い。

トゥーバには、1963年に建設された西アフリカ最大級のモスクがある。

トゥーバの語源は、アラビア語で「幸福」という意味らしい。

トゥーバはセネガル国内にありながら特別な自治区となっていて、

教育、医療、飲用水の供給、市場の運営、土地所有権などは、

セネガル国家とは独立して管理されているそうだ。

信者が暮らす教団の本拠地トゥーバは、

教義に基づく独自の運営がなされているということだ。

住民サービス、水や土地などの供給を国家に代わって

教団が行うかわりに信者は献金を行うのだ。

助け合いの精神、相互扶助の精神で成り立っているトゥーバ。

残念ながら、私が訪問した時は改修中であったが、

イスラム建築に魅了されてしまった。

首都ダカールからは

セットプラスと呼ばれる都市間乗り合いタクシーで

3時間半から4時間ほどで行くことができる。

私の任地サンルイからは3時間ほどだ。

セネガルにお越しの際は、

足を運んでみてはいかがだろう。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ