JICA海外協力隊の世界日記

「カクラ、カクラ、ちょっとずつ。」

あいさつのはなし。

\Mema hom aha (ミマホマーハ)!/

現地語で「みなさん、こんにちは」。

今回は、ガーナでは欠かせない、あいさつの文化についてご紹介したいと思います。

とにかく、ガーナの人たちは、あいさつを大切にします。

町を歩けば、出会う人出会う人、本当にたくさんの人とあいさつをします。

そして、あいさつの後は決まって、「どこにいくの?」「マーケットにいってくるよ。」といった具合に、自然と会話がはじまります。

また、タクシーや乗り合いバスに乗る時も、あいさつ。

たとえ相手が知らない人であっても。

「メパチョ(ていねいに言うときに使う言葉)、Good morning!」

すると、すでに乗っている人たちが、

「Good morning!」と返してくれます。

ときには「ブラ!(こっち来て)」と呼ばれ、

「え~急いでて時間ないのになぁ…」なんてこともあります。

そんな時は「メォコアバ!(ちょっと行って帰ってくるね)」と断りをいれればOK。

ガーナにおいて、日々の生活にあいさつは必要不可欠であり、ここから人と人の深いつながりもうまれるのだと思います。なので、わたしも配属先に出勤するときは、すべての部屋に顔をだして、できるだけその場にいる人全員にあいさつをするようにしています。

あいさつをすると、とても気持ちがいいですし、おたがいに笑顔になれ、元気をもらえる気がするのです。

いま、日本では、人と人とのかかわりが希薄になりつつあるような感じがします。ご近所さんとの世間話、なんていう光景もあまりなくなったのではないでしょうか。以前勤めていた小学校でも「あいさつ運動」という取り組みがあるくらいでした。

もちろん、日本は日本で、さまざまな理由あってのことだと思います。

それでも、やはり、毎日あいさつをしていると、

ふっと笑顔になる瞬間があり、あいさつっていいな、と思うのです。まちがいなく、ガーナの素敵な文化のひとつ、と言えるでしょう。

日本に帰国したあとも、自分からあいさつをすることは続けたいですし、それによって、きっと日々がおだやかになるのではないかな、と思っています。

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