JICA海外協力隊の世界日記

ゆとり太郎の「酸いも甘いも、塩っぱいも。」

僕の職場は、ABC!

ABC: An Giang Biotechnology Center.

 私の職場である配属先は「アンザン省バイオテクノロジーセンター」。
英語の略称が「ABC」と覚えやすい!
ちなみに、ベトナム語の正式名称は「Trung Tâm Công Nghẹ Sinh Học (TTCNSH)」です。
日本の「県の農業試験場」のような機関です。

ABCのホームページ(ベトナム語、英語)

 ABCのスタッフと協力しながら、約2年間(2022年6月下旬~2024年5月上旬)、アイスプラントの栽培(環境浄化用、食用)と市場展開にチャレンジします!

概要は初回投稿をご覧下さい⇒ゆとりは何しにベトナムへ⁉

ABCの概要(組織、役割、所在地など)

 ABCは、人民委員会管轄のアンザン省科学技術局の部署で、アンザン省における遺伝資源の管理および農業技術の向上と普及を担っています。2012年に新設された部署なので、まだまだ歴史は浅いですが、省の農業発展に欠かせない存在です。37ヘクタールもある試験場は、私の生活拠点である省都のロンスエン市から車で約50分のCháu Thanh区のVĩnh Bìnhに在ります。メコン川の支流、未知の木々や植物また広大な水田などの大自然に囲まれながら、日々活動しています。

【主な役割】
①試験研究のための遺伝資源の選抜、増殖および保存。遺伝資源に関する基礎情報の取得や提供。
②外部機関(行政、大学、企業など)との連携による技術移転および技術普及活動。

加えて、
③農業技術分野における企業の育成。
④農業技術分野に関する投資の促進。
⑤農業技術に関するトレーニングの実施。
⑥農業技術に関するアドバイスやサポート。
を担っています。

さらに、特産品の生産・加工・販売も行っています。

【代表的な生産物】
・機能性成分を豊富に含む『モリンガ茶』
・昆虫の死骸から生えるキノコ『冬虫夏草)の茶や酒』
・特産品の香り高い『柑橘の香水』 など

ABCの同僚と日々の時間割
(写真は、ABCの同僚同士の結婚披露宴)

 ABCには、24名の職員(所長、副所長、課長、技術職員、事務職員)に加え、作業員、清掃員、警備員や専属の運転手が勤務しています。また、近隣農家との交流も深く、一緒に活動することもあります。

 私の勤務時間は、平日の8:00-11:30, 13:00-16:30です。
朝休憩で朝食を、昼休憩で昼食と昼寝をする慣習が特徴的です。
1時間ほど掛けてバイク通勤する人が多く、私も、幹線道路の通勤ラッシュの中を職員用マイクロバスで通っています。

~ 日々の時間割 ~
6:30-6:45 : 通勤(自転車で、家~本庁)
6:45-7:30 : 通勤(マイクロバスで、本庁~試験場)
7:30-8:00 : 朝食休憩(朝食)
8:00-11:30: 活動
11:30-13:00: 昼休憩(昼食、昼寝)
13:00-16:30: 活動
16:30-17:15: 通勤(マイクロバスで、試験場~本庁)
17:15-17:30: 通勤(自転車で、本庁~試験場)

 日本での働き方との違いに戸惑うことも多々ありますが、文化や習慣の違いを楽しみながら活動しています。
何より、日々のコミュニケーションが大事だと感じる日々です。
同僚達と協力して、一緒に成果を残せたらと思います。

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