2017/10/09 Mon
活動 生活
ヘネラルアルティーガス市役所農業部のお仕事(担当:惠木)
写真1:嵐で倒された木と絡まった電線
10月に入り春とともに嵐の夜がパラグアイにやってきました。春1番が嵐になるとは思っていませんでした。ヘネラルアルティーガスでも木がなぎ倒され,木に絡まった電線が切れている様子も見られ。停電のため,ろうそくの火で部屋を照らし,水シャワーを浴びて毛布にくるまって寝るという春らしくない一夜をすごしていました。
今回はコロネルボガードに引き続き,ヘネラルアルティーガスの農業部の仕事について書いていきます。
ヘネラルアルティーガス農業部では3人の農業技師,秘書と大学生が働いています。大学生は12月に卒業予定で卒業後は農業技師として農業部でそのまま働くそうです。また, 3名の専属のトラクター運転手がいます。農業技師たちはアルティーガス市の農業地帯を3分割し,それぞれの地域を担当しています。そのため,雨の日以外は農家巡りをし,朝の酪農家巡りが終わればカウンターパートと共に各農家を巡っています。トラクターの修理やガソリンの配達のためバイクで市内を走りまわっている日も多々あります。
写真2:ニンニク農家巡回(雑草抜きや土壌のチェック)
ニンニクはヘネラルアルティーガスの主要産物の一つです。数haの農地で播種から収穫まですべて手作業で行う農家もあり,農作業のお手伝いもしています。1haのニンニクの収穫をした次の日は,体があちこちが痛くなりました。日本にいたときは一日中農作業をすることがなかったので,パラグアイにきて改めて農作業の大変さを知ることができました。馬と共に土地を耕して,種をまき土を踏み,雨が降らなければホースやバケツを持って走り回っています。牧歌的な生活に憧れがあったので,パラグアイでとても貴重な経験をさせてもらっています。
グアラニー語は相変わらずわかりませんが,農家の方が丁寧に教えてくれます。親切で優しい人が多いことも,ヘネラルアルティーガスで楽しく生活する支えになっていると思います。
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