JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

エンカルナシオンの"本"イベント:Libroferia(担当:内野)

エンカルナシオンでは、毎年9月上旬の数日間に、Libroferiaというたくさんの本が販売されるイベントが開催されます。

今年はいつもよりも特別で、パラグアイで最も著名な文豪として尊敬される、Augusto Roa Bastosの生誕100周年を祝うイベントも併せて開催されました。

Augusto Roa Bastosはスペイン語圏でもっとも権威ある文学賞のひとつであるセルバンテス賞も受賞したことのある人物で、その賞金をパラグアイの教育のために使用したそうです。

(写真は、本を販売しているテント内。写真中央の人物ポスターがAugusto Roa Bastos。)

エンカルナシオンは、パラグアイで3番目に大きい市であるにもかかわらず、日本のようにたくさんの種類の本が置いてある大きな本屋さんはなく、文房具などと一緒に少しだけ本が置いているような小さいお店がいくつかあるだけです。

Libroferiaでは、著名人の自伝、宗教、小説、パラグアイのもう一つの公用語であるグアラニー語(パラグアイではスペイン語とグアラニー語が公用語)の辞書や本などのほかに、スペイン語圏の料理本、農畜産用の参考書や日本の漫画のスペイン語版なども売っていました。

普段あまり見かけることのない本を購入できるため、このLibroferiaを楽しみにしている方も多いようです。

そんなLibroferiaに、短期隊員(帯広畜産大学の現役大学生)達にもせっかくの機会なので見学に来てもらいました。

(写真は、地元の高校生達と短期隊員。)

たくさんの高校生が来ている時間帯だったこともあり、テント内をみんなで回っていると、何人かの高校生に一緒に写真を撮ってほしいと声をかけられる短期隊員もいました。

テントを出て、何人かの高校生と話していると、グアラニー語を教えてくれる高校生もいました。

エンカルナシオンには、日本人会もあり、日系の方もたくさん住んでいるためか、日本人に対してとても友好的に接してくれる方々が多いので、とても生活しやすいところだなと今回の交流で再認識しました。

8月下旬に来た短期隊員達の任期も残り僅かになりました。

長期隊員の私たちも、短期隊員が帰国すると、残りの任期が約半年となります。

エンカルナシオンで1年以上生活していてもまだまだ知らないことがたくさんあるので、少しでも知っていけるように残りの任期も積極的に行動していきたいと思います。

FOPROLEIプロジェクトの活動の様子は以下のURLからもご覧いただけます。
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