JICA海外協力隊の世界日記

そうだ ガーナ、行こう。

帰国とこれから

アンテレー(こんにちは)!

更新が滞り大変申し訳ございません。ガーナ隊もコロナ禍により全員一時帰国しました。事務所から撤退の指示が出てから僅か2日間で全ての荷物をまとめ任地を去ることになり、怒涛の帰国となりました。

最終日には、突然のお知らせにも関わらず同僚やお世話になった人たちが見送りに来てくれ伝統衣装をプレゼントしてもらい、最後の写真撮影ではもう涙が止まりませんでした。私の場合は隣国ブルキナファソの情勢悪化により、安全上の観点から4月に任地変更が予定されており、再派遣が実現したとしても任地のWaには戻れないことが分かっていたため、最後に挨拶する時間が十分に取れなかったことは大変残念に感じております。

さて、早いもので帰国してから約半年が経過し、先月はオンライン上で帰国報告をさせて頂きました。JICAガーナ事務所の方々、配属先ProNet Northの上司や同僚、隊員の方々に参加してもらい、実施した活動の振り返りから作成したプロモーションビデオを共有する機会に恵まれました。JICA事務所の方々には任期中のみならず帰国後も様々なサポートを頂き感謝の気持ちでいっぱいです。

この協力隊経験で得たものは本当に図り知れません。現地のネットワークはもちろんのこと、JICA関係者や様々な形で国際協力に携わる方々との出会い、数々の発見、何をとってもかけがえのない財産です。そして何よりも周りで温かく見守っていつも気にかけてくれたガーナ人。一人でかかえこむんじゃないよ!と本気で怒られたり体調が悪い時に何度も電話がきて家まで来てくれたり、毎日晩御飯をお裾分けしてくれたり...パーソナルスペースを気にせず入り込んできてくれた彼らに助けられたことは多く、同時に忘れかけていた”何か”を気づかせてくれました。これについては別記事で触れたいと思います。

現在一時帰国している全隊員には今後の選択肢として再派遣を待つ待機延長、3年以内に再派遣を目指した再登録制度、そして別の進路に進むといった3つの選択肢が与えられています。

悩んだ末隊員としてはこれを機に最後とし、次のステップに進むことに決めました。理由としては、コロナ禍により見通しが立たないことはもちろんですが、再派遣が実現しても私の場合は同じ任地では活動ができないことと、活動期間中に勉強不足と感じた分野を補ってから現場で活動したいと考えたためです。

先月を以て隊員の身分ではなくなりましたが、今後も世界日記は半年間継続して執筆させて頂きます。また別の形でガーナに戻ってお世話になった方々に再会出来る日が来るまで、今は目の前のことに取り組み、活動で得た一つのテーマを今後の活動に繋げるために深化させていきたいと思います。また日本では「ガーナ=チョコレート」のイメージが定着していますが、多くの側面から成るガーナのリアルな部分を積極的にお伝えしていけたらと思います。応援して下さった方々、いつも大変励みになっておりました。改めてお礼申し上げます。

今後も現地の情報、隊員としての活動と今後、配属先のことなどざっくばらんに発信していく予定です。スローな更新で恐縮ですが、今後ともお付き合い頂けますと幸いです。

それでは・・ミナカテビョー(またね)!!

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