JICA海外協力隊の世界日記

デリー下町生活

ナグプールの旅 1

 11月1日から3日まで ナグプールを旅しました。写真はメトロ。できてから間もないようで、とてもきれいで運賃も安かったです。インドではデリーを皮切りに地方都市でもメトロの建設が進んでいます。JICAが資金・技術協力をしたデリーメトロがインド中に広がっているということで、素晴らしい国際貢献だと思います。

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 ナグプールのメトロは駅も車両も新しいです。デリーに比べて高いところを走っているので、眺めが良くて快適でした。デリーのメトロも料金は安いですが、ナグプールはそれよりさらに安かったです。

 ナグプールはインドのど真ん中にあります。ムンバイと同じマハーラーシュトラ州に属しています。前号で書いた通り、今回の旅は佐々井秀麗上人に会うのが目的の旅でした。

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 事前にネットで佐々井上人について調べる中で、南天会という佐々井上人を支援する団体を見つけました。ダメもとで「佐々井上人に会って話がしたい」とメールを送ったところ、11月2日にはナグプールにいますと返事が来ました。親切に対応してくれてホントにありがたかったです。

 11月1日にホテルに荷物を置いてから、さっそく佐々井上人の住む寺に行ってみました。案の定、上人は不在でしたが、写真(上)のおじさんが上人の部屋まで連れて行ってくれたり、明日朝8時に来れば会えると言ってくれたりしました。

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 次に向かったのが、ディークシャ・ブーミ。1956年10月14日アンベードカルが約4万人の信徒と共に仏教に改宗した場所です。(その後、次々に仏教に改宗する人が増え、仏教徒は60万人になったと言われています。)改宗式は現在も毎年10月に行われていて、写真手前の広場が人で埋まるのだそうです。
私が「ジャイ、ビーム」(アンベードカル万歳)と挨拶すると、みなさんもニコニコして「ジャイ、ビーム」と返してくれました。

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 建物はとても大きくて、中は仏像が安置されていました。そして、写真のようにアンベードカルの写真がたくさん展示されていました。熱心に見入っている人がたくさんいました。彼らにとってアンベードカルは神様のような存在なんだろうな。

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 今回泊まったホテル。ドミトリー7人部屋、1ベッド350ルピー(660円)。私の他に若いインド人が1人泊まっていました。そこそこきれいでしたが、夜は蚊に悩まされました。

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 ホテルの周りはイスラム教徒が住む街だったので、美味しいビリヤニはどこで食べられるか聞いて回りました。そしたらだいたい同じ店を教えてくれたので、その店に入ってマトン・ビリヤニを注文しました。

 これが美味かった。マトンも美味いのですが、何と言っても米が美味い。小粒なバスマティ・ライスのようでしたが、これまでにない美味しさでした。これで70ルピー(130円)は安い。ちなみに、これが半分の量です。普通にお腹いっぱいになりました。

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 さて、腹ごしらえしたところで、次に向かったのは写真のBARです。渋いでしょう。ここはホテルに着く前に見つけて下見をしておきました。地方に来ると、こういう庶民的なバーがあるから助かります。なぜかデリーにはないんですよね。

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 ビールは500mlで235ルピーと高かったので、ラムを注文しました。90mlの瓶で150ルピー。これで水割りが2杯飲めます。インド人の客が2組いました。男ばっかりです。以前、妻と南インドを旅した時、二人でバーに入ってガン見されたことがありました。女性は入らないのが暗黙の了解なんだろうな。

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