2024/04/09 Tue
観光
ダラムサラの旅2
ダラムサラにはトリウンドというトレッキングコースがあります。調べたら、登山道は整備され、危険な場所はないということだったので、私もトレッキングしてみることにしました。写真はトレッキングの登山道。道には石がごろごろ転がっていますが、そう歩きにくいわけではなかったです。
マクロードガンジの街から登山道入り口まで歩くと1時間半かかるので、体力温存のためタクシーに乗りました。トレッキングの出発時間は6時半。空は明るくなっていました。私はゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせながら、できるだけ平らな場所を選んで歩くようにしました。山歩きを楽しみ、けがをしないで帰ってくるのを目標にしました。
途中に写真のような売店がいくつもありました。私は水と飴、クッキー、みかんを持っていったので一度も利用しませんでしたが、チャイやクッキー、スナックなどを売っているようでした。歩いていると、上から降りてくるインド人とたくさんすれ違いました。3月25日はインドではホーリーという春の祭りだったので、「ハッピーホーリー」と挨拶するとみんなにこにこ顔で「あなたにもハッピーホーリー」と返してきます。しかし、テント泊したんだろうに、あんな軽装で寒くなかったのかなと思いました。
片道3時間半かかると聞いていたので覚悟していましたが、幸い足もつらず、2時間ちょっとで登り切ることができました。最後はちょっと急勾配でしたが、日本の山に比べればたいしたことはなかったです。このコースは頂上に登るまで雪山が見えないルートだったので、次の景色を見たときは思わずひゃっほーと声が出ました。
標高2875m。ヒマラヤ山系のようですが、悲しいことに山の名前が分かりません。登り切ったら、これから降りてくインド人の若者が「どっから来たんだい?」と聞くので「日本ですよ」と言ったら、女の子が「私日本だ~いすき」と言って握手を求めてきました。インド人は日本好きが多く、ありがたいことだと思います。
3000m近くあるので、もしかしたら高山病になるかと思ってインドの薬局で薬を買ってきましたが、なんともありませんでした。思ったより早く着き、2時間ちょっとで登れました。山頂でみかんを2つ食べて、雄大な景色を眺めながら休憩しました。この日は青空が広がるサイコーの天気で、本当に来てよかったと思いました。
チベット仏教の祠かなと思って見てみたらシヴァが祀られていました。旗が青い空に映えてきれいでした。休憩後、ここを後にして、別のルートで下山しました。尾根歩きのルートで、登山者も多く売店も多いので、道には迷わないと聞きました。
写真のようにテントが所々にありますが、なんか日本のスーパーで売っているようなペラペラのテントでした。こんなテント強風が吹いたらすぐ飛ばされるだろうなあ。
この女の人サンダルを履いています。服装も山向きではありません。前を歩く男の人もサンダル。つい、山を舐めてんのか〜と言いたくなりました。でも、ほとんどの人はトレッキングシューズやスニーカーを履いてるんですけどね。
インド人の歩き方を見ていると、どこに足を着けばいいのか分からない、ルート取りができないように見えます。登山が一般的ではないから、山登りの初心者が多いんでしょうね。みんな軽装で、多分、非常食や雨具などは持っていないと思います。山できれいな景色を見てくるかと、何も用意せずに来ていたのだと思います。
あとちょっとでゴール。下りは尾根歩きが多くて左右の景色が楽しめました。写真を撮りながら降りましたが、結構急なところもあり、足がつりそうになったので、休み休み降りました。2時間ちょっとで下山し、ホテルまで30分歩いて帰ったので、少し余力があったということかな。
ホテルに着いたのが11時半。すぐ洗濯してシャワーを浴びました。そして近くの日本料理店へ。奥さんが日本人でだんなさんはチベット人だとか。ここの定食がサイコーでした。全くもって日本の味。味噌汁が体に滲みました。これで300ルピーは安い。
コロッケがサクサクしていて、これだよな〜と思いながら美味しくいただきました。抜群のトレッキングと美味しい日本料理、もう気分はサイコーでした!
ホテルの壁に書いてあった言葉。「大地にキスするように歩きなさい」そんなふうにトレッキングできたらサイコーだろうなあ。
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