JICA海外協力隊の世界日記

デリー下町生活

日本の学校とのWeb交流会

 2月6日に奈良県の中学校2年生のクラスと交流会を行いました。インド側は6~8年生までの18人が参加しました。上の写真のように映像が見えて音も聞こえて、私としては大成功でした。しかし、ここまでの準備はひや汗ものだったのです。

 私は当日1時間前に会場に行って準備を始めました。あらかじめそのクラスの生徒に別の教室に行くよう指示し、前にやった通りにつないでみました。そしたら日本の映像が見えたので、これでよしと思いました。

 しかし、今回の交流会をコーディネートしてくれたJICA奈良のFさんからは、スマホのデザリングを使ってパソコンを使うとWifiが落ちてしまうことがあるので、パソコンは別の人のスマホからデザリングしたほうがいいと言われました。

 さあ大変。たまたま、会場に来てくれたJ先生にお願いしてみました。そしたら、J先生はスマートボードが学校のWifiにつながっているのだから、スマートボードでZOOMを起動すればいいと言って、スマートボードを動かしだしました。

 でも、ZOOMはなかなか起動できません。開始の時間が迫ってきてFさんにせかされます。しょうがないので、J先生に再度お願いしてスマホからデザリングさせてもらいました。これが開始5分前。ギリギリでなんとか間に合いました。

 交流が始まると、最初にインドの生徒たちが元気にドラえもんの歌を日本語で歌いました。その後、私が簡単に自己紹介してから、生徒の自己紹介に移りました。「ゆっくりはっきり話してね」と言ったのに、インドの子どもたちは早口です。でも話す内容は映し出されていたので、日本の生徒にも分かったと思います。

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 これは日本側のクイズに答えているところ。Fさんの案で三択問題で色(折り紙)で答えるようにしました。「日本で一番多い苗字は何か」「富士山の高さは」「除夜の鐘は何回つく」などの問題が出され、生徒は楽しそうに答えていました。除夜の鐘108回をみんな分かっていたのにはびっくりしました。

 インドからのクイズは「インドの国の動物は」1象、2トラ、3牛。みなさん、分かりますか。答えは2トラ。日本の生徒は象と牛が多かったです。あとは「インドの国のスポーツは」「インドの総理大臣は」などの問題。モディ首相を知らないのにはインドの生徒もびっくり。

 次に、印日の質疑応答。最初、インドからの質問に日本の生徒が答えました。「日本で人気のあるスポーツは」回答は野球。インドの生徒は大谷翔平を知りませんでした。あとは「シカにどんなエサをやるの」「毎日何を食べるの」「最新のアニメは」「どんな祭りがあるの」「日本の問題点は」など。

 日本の生徒から「インドの問題点は」と聞かれて、インドの生徒たちはcorruption(汚職)と答えました。これは日本側には分からなかったようで、「What is corruption?」と聞かれましたが、説明はさらに分からなかったようです。

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 最後はけん玉。最初にインド側がやりました。次に日本。さすがに上手い。すごいスピードで連続してやっていました。全く落とさない。これにはインドの生徒もびっくり。その後、一回成功したら次の人に交代して、2分間で何回成功させられるかを競いました。結果は・・・25対10で日本の勝ち!

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 これは日本の中学校の様子。彼らは40人が参加しました。ナマステ(こんにちは)やダンニャワード(ありがとう)を使ってくれて、それはインドの生徒たちにも分かって嬉しそうでした。最後はピルミレンゲ(また会いましょう)と言ってくれました。インド側は「さよなら」「またね~」と言ってお別れしました。

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 最後にみんなでパチリ。みんな喜んでくれてよかったです。みんな、ぜひまた交流したいと言っていました。

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