JICA海外協力隊の世界日記

デリー下町生活

ダンス発表会

 1月14日(日)に学校の最大行事「Annual Function」(年次行事)がありました。分かりやすく言うと、全校クラス別ダンス発表会です。伝統的なダンス、ボリウッド映画のダンスなど、クラスごとに違ったダンスが繰り広げられました。上の写真はWhatsApp(Lineのようなもの)で保護者に送られた招待状。素晴らしいデザイン、これはうちの学校の先生が作ったものです。

 学校では、この日のために11月からプロのダンサーに学校に来てもらい、指導してもらいました。とくに直前の1週間は授業がなく、ずっとダンスの練習をしていました。下の写真は前日のリハーサル。みんな一生懸命やっていて、他のクラスの子たちはそれを楽しそうに見たり歓声を上げたりしていました。


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 日本でも運動会や文化祭の前などに特別時間割を組むことはありましたが、1週間授業をつぶして一日中ダンスの練習をするのはもちろんなかったです。インドの他の学校は知りませんが、少なくともうちの学校は踊ることをとても重視しているのだろうと思います。

 ダンス発表会の会場は学校から車で40~50分のところにある立派な施設でした。2階席まであり800人ほどが収容できる施設で、ステージも広く、子どもたちが思い切り踊れる環境でした。

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 さて、ダンス発表会は、1時間ほど遅れて15時近くに開会。実は私も参加することになっていました。日本語の授業で低学年向けにやっている「犬のおまわりさん」を子どもたちと一緒に踊るというもの。直前に校長先生から「あなたはステージ下で子どもたちに見えるように踊ってください」と指示を受けたので、一番前の席に座ってスタンバっていました。

 さあ、出番だと思ったら、司会が私にステージに上がるように言っています。あれ、と思いながらステージに上がり、「私はステージ下で踊るように言われてるんですが」と言ったら、「いえいえ、先生はステージで踊ってください」と指示されました。あらら~打ち合わせと違うと思いましたが、ま、いいかと思い直しステージで踊りました。インドではときどきあること。まあ楽しくできたからいいかと思いました。

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 子どもたちの衣装は学校が貸し出しました。よくこんなに持っていたものだと思います。やっぱりダンスに力を入れているということなのかもしれません。私は客席やステージ横などいろんな場所から観ていましたが、子どもたちのダンスは素晴らしいものでした。みんな楽しそうに踊っていました。「ドキドキしたりしないの?」と聞いてみましたが、みんな「ぜ~んぜん」とニコニコ顔で答えてくれました。


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 保護者席は9割方埋まっていました。事前に学校から「家族はもちろん、ご近所や友人にも呼び掛けて大勢で来てください。そして子どもたちを盛り上げてください」とメールが入っていました。みなさん、この日をとても楽しみにしていたようでした。

 15時から始まりましたが、19時になっても終わりません。ところどころで理事長がスピーチをしたり、生徒がソロでタブラやハルモニウムをやったりします。そうかと思うと、学校の功労者の表彰があったりします。とにかく盛りだくさんなのです。

 最後は先生方のダンスでした。いろんなリズムの音楽を女性だけで踊っていました。よし、これで終わりだ~と思っていたら、なんと保護者のみなさんもステージにどうぞというアナウンス。子どもたちも上がっている。うわ~すごい。

 ボリウッド映画の曲を、みんな映画スター張りに踊っていました。お父さんが小さな子供と一緒に踊っています。ホントに楽しそう。これじゃ踊れるようになるわけだ。私は圧倒されたのと疲れたのとで席に座ってボー然と見ていました。来年はステージでみなさんと一緒に踊ってみたいけど、できるかなあ・・

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