JICA海外協力隊の世界日記

デリー下町生活

私の熱中症対策!

 連日暑い日が続き、最高気温が40度を超えるので、心がけているのは無理をしないこと。なるべく外出せずアパートにいて、クーラーを付けて涼んでいます。また、腹を壊すと大変なので、あまり外食せず自炊暮らしをしています。そのせいか、なんとか体調を維持できています。

 この時期には蚊がいなくなると聞いていましたが、本当にその通りで、蚊はほとんど見なくなりました。すごいことです。蚊も生きていけないくらい暑いということなんでしょう。

 1週間の天気予報を見てみると、最高気温は更に上昇するようです。今でさえ厳しいのに、いったいどうなるんでしょう。日本にいるときは、50度を経験してみたいなどと呑気なことを言っていましたが、今は「できれば経験したくない」というのが正直なところです。

 インドの暑さはこれからが本番。私のような老齢者は、暑さ対策、特に熱中症への対策が肝心です。そこで、現在やっている熱中症対策について書いてみたいと思います

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 最初は経口補水剤。スポーツドリンクより甘さを抑えた飲みもの。この袋の中に白い粉が入っていて、それを1リットルの水に溶かして飲みます。味はポカリスエットを少ししょっぱくした感じで、そう悪くはありません。

 WHOの製法に基づく経口補水塩と書いてあるので、いいかげんなものではないようです。値段は10個まとめて買って220ルピー。1つ当たり22ルピーだからお買い得です。アパートにいるときはこれをしょっちゅう飲んでいます。

 腸での吸収がいいらしく、汗で出てしまう塩分やミネラルを補給できます。50年前インドでコレラが流行した時、点滴が不足したそうですが、この経口補水液(口から飲める点滴)が登場してからコレラの死亡率が激減したそうです。

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 二番目はバターミルク。名前から、バターが入っていて脂ぎってる飲みものかと思いきや、ヨーグルトの薄めたのに塩と胡椒と何やらスパイスが入っている不思議な飲みものでした。お店で1袋10ルピーで売られていて、ビニール袋を切ってコップに入れて飲みます。写真の左のものは塩やスパイスが入っていて、右の白いものはプレーン味でした。

 作り方を調べてみると、プレーン・ヨーグルトを水で薄め、クミンシード、生姜、コリアンダーの葉、塩などを使用するそうですが、地域や個々の好みによって異なるレシピがあるそうです。

 インドでは昼食後に飲まれていて、消化不良、胃酸過多、便秘、食欲不振など消化器の不調を改善する働きがあるということです。私は嫌いな味ではないので、このところ毎日飲んでいます。気のせいかおなかの調子がいいです。パクチーを入れて飲むレシピもあるそうなので、ぜひ今度やってみたいと思います。

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 三つめは梅干し。日本から梅干し1,2kgと練り梅をひと瓶持って来ました。インドで生活していると度々お腹を壊しますが、そういうとき梅干しが食べたくなります。私には梅干しがソウルフードかもしれません。

 このところ、毎日練り梅を食べています。めちゃくちゃ酸っぱくて塩辛くて、とても効いている感じがします。この暑さを乗り切るために、梅干しの力を借りていこうと思っています。これからの1か月頑張って乗り切るぞ~!お~!

 

 

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