JICA海外協力隊の世界日記

赤い土に暮らして

食文化その未知

お祝いの日はお腹いっぱい食べるのがモザンビークの習わし。とくにお肉はご馳走だ。鶏肉や牛肉は家庭でもよく食べるけど、その他はなかなか食べる機会がないらしい。
10月12日は先生の日だった。日が近づくにつれ、学校にはどんどん動物が増えていく。昼間はほぼ放し飼いのため、山羊が1匹学校内を行き交うようになった。続いて鶏が5羽ほど増えた。そして豚1頭、さらに追加で山羊2頭。どれだけ食べるのだろうか。
日曜日。家にいると外から動物の苦しそうな鳴き声が聞こえてくる。庭に出て塀の外をみると生徒たちがさばいていた。

ここまでできると職人技。彼らは家でさばき方を学んだという。特別な道具が必要なわけではない。彼らは普通の料理包丁とテーブルナイフで首をきり、皮を剥ぎ、お腹を割いて内臓を取り出していく。

お肉は私たち教員が、先生の日に食べるものだが、内臓などはさばいてくれた生徒がご褒美として食べていた。彼らは首をきった際にその血を鍋にためていた。健康のために飲むのだという。私は遠慮した。
アフリカ。その食文化はまだまだ知らないことがたくさんある。

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