JICA海外協力隊の世界日記

カメルーンから今日の1ページ

品評会に向けた準備~畑を巡回~

こんにちは。

私の配属先(農業村落開発バンガンテ郡事務所)は毎年12月に州都(バフサム)で行われる農産物の品評会へ農家さんと協力し参加しています。品評会にはじゃがいも、マニョック(キャッサバ)、ピーマン、豆やトウモロコシなど州内で栽培されている様々な農産物が出品されます。今年は121921日に開催予定。

先日品評会に向けて配属先長、同僚と一緒に出品予定の農家さん、畑を巡回し、作物の状態の確認や困っていること等はないかを伺いました。
IMG-7573.jpgまずはバナナ畑から。
3ha程の畑に約3,500本ものバナナを育てているそうです。バナナといっても様々種類があり、主にPlantain(プランタン・調理用バナナ)が栽培されています。

バナナは茎の根っこの脇から新芽が出てくるので、株分けして別の場所に植えて増やしていきます。収穫できるようになるまで16ヶ月前後、その間、周りに生えてくる草を取ったり、肥料を撒いたりと大切に育てられます。
バナナの重さで幹が曲がりそう(曲がってきている)ものは、折れないように木の棒で支えていました。

次に向かった畑はカカオ、バナナ、マニョック(キャッサバ)。

カカオの木の枝が無造作にたくさん生えていたため、いくつか切るように配属先長が農家さんへアドバイスをしていました。

manioc.jpg

マニョック(キャッサバ)は掘ってみないとわかりませんが、順調に成長しているようです。

maismix2jpg.jpg

また、畑ではすでに収穫を終えているトウモロコシが保管されていました。日本で見かけるトウモロコシとは違い、乾燥させて保存し必要な時に粉末にしてお湯で練っておもちのようなものにして食べることが多いです。(時々民家でもこうして高床式倉庫のようなものを見かけ、トウモロコシが保管されています。)

最後は豆、ピーマン、カカオ畑へ。

乾燥中のカカオも見る事ができました。

それぞれの畑からできる限り良いものを品評会に出品できるように、残り数日大切に育てられます。

また、別日には豆の選別作業に行ってきました。
haricot.jpg

粒が大きくきれいなもの、小さいもの、痛んでいたり虫に食われていたりするものに分けていきます。農家さんと一緒に黙々と、気づいたらあっという間に時間が過ぎていきました。

品評会まであと1週間ほど。活動地域から少しでも多くの農作物が高評価となると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

品評会の様子も後日お伝えできればと思います。

Bonne journée(よい1日を)

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