JICA海外協力隊の世界日記

カメルーンから今日の1ページ

~国際ボランティア・デー~荒川隊員の1ページ

こんにちは。

125日は国連が定めた国際ボランティア・デー。
ボランティア団体や個人がボランティア活動を推進し、各国政府によるボランティア活動の支援を促し、地域、国、国際レベルでの持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたボランティアの貢献を評価する機会となっています。【引用:UN VOLUNTEERS https://unv.or.jp/whatwedo/ivd/

カメルーンでは、1126()にヤウンデ(首都)でイベントが行われました。

今回は参加した荒川隊員からイベントの様子や感想などを書いてもらいました。

それでは荒川隊員の1ページ~

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こんにちは、荒川です。

先日青年市民教育省(MINJEC)と国連ボランティア(UNV)主催のイベントに参加してきました。このイベントは自発的なボランティア活動や環境保全の重要性についての意識を高めることを目的としており、複数のボランティア団体が一緒に約5kmのエコ・ウォーク(ゴミ拾いをしながらウォーキング)をしました。

今回は JICA事務所の所長やスタッフ、そして隊員5名が参加しました。朝6:30に集合場所の交差点の広場に行き、お揃いのイベントTシャツを着て待機。普段は時間におおらかなことが多いカメルーンですが、すでにたくさんの人が集まっており、7時前には準備体操が始まりました。掛け声をかけながらのリズミカルな準備体操の後にゴム手袋やゴミ袋が配布されて、エコ・ウォークスタート!


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普段からゴミが目立つカメルーンの道ですが、ゴミを意識しながら歩くとお菓子のゴミからペットボトルやプラスチック包装など本当にたくさん落ちているなあと感じました。歩きながら、そしてゴミの多いところでは、立ち止まってみんなでゴミ拾いをして、あっという間にゴミ袋がいっぱいに。他の団体のカメルーンの方に「中国人?你好!」と声をかけられたので、「日本人だよ」と答えると、ちょうどワールドカップの日本代表サポーターの観戦後のゴミ拾いが話題になっている時だったので、その件について「日本人!日本人は良いね!日本の道はきれいでしょ?」と嬉しい言葉をいただきました。同時に、日本に対して持ってくれている良い印象を大切にしていきたいと改めて感じました。

また、カメルーンにはトラックの荷台のような大きな入れ物にゴミを入れるゴミ捨て場があるのですが、エコ・ウォークの最中には、そのゴミ捨て場の近くはゴミが特に散乱している印象を受けました。普段任地のゴミ捨て場を見ていても、ゴミを入れそびれたり、大まかな場所に捨てたりと、ゴミ捨て場でもゴミ入れに入れる意識が低いことを感じています。各任地で複数の隊員が活動の傍ら行なっている「ゴミをゴミ箱に捨てる」という一見当たり前の子どもたちへの教育は、積み重ねが必要であり、環境保全のために重要な取り組みかもしれないと感じました。

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各隊員が他の団体の方との交流を楽しみながらエコ・ウォークに取り組み、1時間弱で街を歩き終えてスタート地点に戻り、クールダウンのストレッチをして終了。その後は、複数の団体のカメルーンの方から写真撮影のお願いを受けて、写真撮影大会が始まりました!カメルーンの方は本当に写真撮影が好きだなあとイベントの度に感じています。知らない人でも気軽に声をかけてくる人との距離感もおもしろいです。また、せっかくなのでJICA関係者の集合写真も撮ろうということになったのですが、各所でそれぞれが写真撮影の声をかけられて、なかなか集合できず…()やっと集まって撮れた一枚がこちらです!

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イベント後に事務所のナショナルスタッフの方から「一緒にビールを飲もう」と誘っていただきました。何かの活動の後に一緒にお酒を飲んだり食事をしたり、時間を共有すること、いわゆる打ち上げのようなものをカメルーンでは「onzième point」と呼ぶそうです。今後友人や同僚とのイベントの後にはこの言葉を使って打ち上げ開催を後押ししたいと思います!ナショナルスタッフの方とは普段活動外のことでゆっくり話をする時間がなかなか取れていなかったので、カメルーンの生活や休みの日の出来事などを話す楽しい時間でした。

他団体の方と交流しながらエコ・ウォークで体を動かし、とても清々しい朝になりました。また、このイベントをきっかけに日常の風景になってしまっていた道に捨てられたゴミに目を向けることができました。この状況をすぐに変えることはできませんが、任地でも子どもたちと一緒に「ゴミはゴミ箱に捨てる」という私にもできる身近なことを積み重ねていきたいと改めて思いました。

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荒川隊員の1ページはいかがでしたか。多くのボランティア団体の方、様々な方との交流もあり楽しそう!エコ・ウォーク、私も任地でやってみようと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

イベントや他の隊員の活動もご紹介していけたらと思います。

Bonne Journée (よい1日を)

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