JICA海外協力隊の世界日記

カメルーンから今日の1ページ

トウモロコシ畑の草取りとエリソン(ハリネズミ) について

みなさん、こんにちは。
街を歩いていると自分の身長よりもはるかに成長しているトウモロコシをみかけます。背の高いものだと3m近くあると思います。

トウモロコシの成長もすごいですが、その周りに生えている草も負けず劣らず活き活きと育っています。

さて、先日トウモロコシ畑の草取りに行ってきました。

鍬や鉈を使ってどんどん草を刈っていきます。私は道具をうまく使いこなせず手で取っていきました。

力強く根を張っているので抜くのも大変。生命力を感じながら作業は進みました。

途中で倒れているトウモロコシがいくつかあり、病気かな?雨風の影響?と思っていたら、「エリソン(仏語:hérisson意味 :ハリネズミ)の仕業だよ!」と教えていただきました。「ほら見て!写真撮って!」と言われた場所をのぞいてみるとエリソンの糞が!

hérisson.JPG

↑こちら。おおきなネズミも畑にいると聞くのですが、糞で誰の仕業か見分けがつくそうです。

お腹いっぱい食べたのかな。

どうも茎の部分が甘くてエリソンが好んで食べているとのこと。

トウモロコシがおいしく育っている証拠かもしれませんが、1個や2個だけではなくいくつもとなると農家さんは少し頭を抱えていました。

草取りはトウモロコシに養分や水分がいくようにするだけでなく、エリソンが寄ってこないようにするためでもあるそうです。
と言うのも、エリソンは生い茂っている場所を好むので、除草することで少し被害が減るそうです。

害獣のように思えるエリソンですが、好き!という人が私の周りには結構います。そう、実はこのエリソンのお肉食べられます。美味しい!と好評。(私はまだ挑戦できず)
hérisson2.JPG

↑カメルーン(私の住んでいる地域)のエリソンはこちら。(別日に見せてもらったもの)

ころんとかわいいハリネズミではなく、どーんと存在感があります。毛は確かに針っぽい!?

たまに畑帰りの農家さんが仕留めたエリソンを持っていたり、マルシェ(市場)で売っていたりします。大きさにもよりますが、110,000Fcfa(約2,000円)前後で売っています。(参考までに、近所の市場では牛肉13,000Fcfa(約600円)で売っています)

そんな今日の畑ごはんはトウモロコシでもエリソンでもないこちら。

Koki(コキ)(写真右のオレンジ色っぽいもの)と蒸したさつまいもです。Kokiはコキという豆をすりつぶしたものにオイルルージュ(オレンジ色のパーム油)、塩、水、唐辛子を入れて混ぜ、バナナの葉で包み蒸したものです。私が住んでいる西部州でよく食べられているそうです。ピリ辛で食感は少し固めのハンペンのような感じです。甘いさつまいもとの愛称抜群。おいしい!

少し小雨な1日でどうなるかと思いましたが、暑くなくむしろちょうどよかったね!と農家さんと話しながら帰ってくることができました。収穫も楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今度は畑でエリソンに会えるかな♪!?

Bonne journée (よい1日を)

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