JICA海外協力隊の世界日記

カメルーンから今日の1ページ

子どもたちとの交流~Vacance(休み)中のできごと~

みなさん、こんにちは。

カメルーンでは多くの子どもたちが6月頃から始まっていたVacance(ヴァカンス/休み)を終え、9月に入り新学期をむかえています。

今回はこのVacance中に4回、任地にあるスザナハウス(NGO Susannah House)という学童保育施設のような所で子どもたちと交流することができたため、そのときの様子を書いていきます。

各回の活動内容は、

【初回】『猛獣狩りにいこうよ』~数わかるかな~
2回目】『貨物(じゃんけん)列車』~じゃんけんで遊ぼう~
3回目】『バナナくん体操』~体を動かそう~
4回目】長期休暇終了セレモニー(式典)でバナナくん体操

同じ任地、普段は幼稚園で活動をしている鈴木隊員(職種:青少年活動)が主となって考えてくれました。

写真も交えてご紹介~

【初回】『猛獣狩りにいこうよ』~数わかるかな~

みんなで最初にした遊びは『猛獣狩りにいこうよ』です。210歳くらいの子どもたち20人ほどが参加してくれました。

主なルールは先生が言った言葉を子どもたちが繰り返し、最後に先生が言った動物の文字数と同じ数でグループをつくるのですが、仏語の文字数だと分かりにくいので、動物の名前ではなく数字をそのまま伝えてもらうことに。

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鈴木隊員が仏語に訳した掛け声を先生に読んでもらい子どもたちに繰り返してもらいました。

「もうじゅう狩りに行こーよ」~「鉄砲だって持ってるもん」~「ヤリだってもってるもん」~「あ!」~「5」(子どもは5人グループをつくる)

子どもたちは言われた人数でグループができると皆でワイワイ喜んだり、他のグループを助けたりと、とても盛り上がったため先生の声がかれるまで続きました。

先生は掛け声をかけながら身振り手振りを加えたり、数を伝える際に数字を直接言うのではなく手や足踏みをした回数で集まってもらうようにしたりとアレンジを加えてくださり、子どもたちも同じことの繰り返しよりも次はなんだろうと楽しんでくれていたように思います。

帰り際に子どもたちから「次はいつ来てくれるの」と声をかけてもらえたことも印象に残っています。

2回目】『貨物(じゃんけん)列車』~じゃんけんで遊ぼう~

2回目は『貨物(じゃんけん)列車』。今回も210歳くらいの子どもたち20人ほどが参加してくれました。じゃんけんをして勝った子の後ろにどんどん負けた子どもが列を作っていきます。

まだじゃんけんがうまくできない子もいましたが、皆で『かもつれっしゃ』の歌をうたいながら楽しんでくれたかなと思います。
かも~つれっしゃシュッシュッシュ~♪~ガッチャン


【3回目】『バナナくん体操』~体を動かそう~

前回、先生から次は「日本の歌はどうかな」とリクエストをいただいたため、鈴木隊員と相談し、カメルーンでも日本でもなじみがあり、発音もあまり変わらないバナナというフレーズが入っている『バナナくん体操』を歌とダンスで楽しもう!という回にしました。
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多くの子どもたちは1回で振り付けを覚えてくれたり、先生もノリノリで歌ったり踊ったりと盛り上げてくれました。鈴木隊員と私が前で踊って皆にまねしてもらっていたのですが、途中から子どもが代わりに前で踊ってくれました♪この日は5回くらい皆で『バナナくん体操』を楽しみ、終わってからもバナナ~バナナバ~ナナと口ずさんだり、踊ってくれたりする子どもたちもいました。

そして鈴木隊員と私は次の日筋肉痛になりました。みんなは大丈夫だったかな!?


4回目】長期休暇終了セレモニー(式典)でバナナくん体操

前回の帰り際に先生から「8月末にVacation終了セレモニー(式典)があるからその時にバナナくん体操を一緒に踊ろう!」と招待していただきました。

先生から「日本の国旗はどんなの?いくつか作って、それを持ってみんなでダンスするのはどうかな?」と提案してもらったため、鈴木隊員と一緒に作り、当日何人かの子どもたちに持ってもらいながらバナナくん体操をみんなで楽しみました。

子どもたちの家族や来賓のかたも何人か来ており、歌にダンスと賑やかなセレモニーでした。

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また、子どもたちはノートやリュックサックなどのプレゼントを受け取り嬉しそう、新学期が始まるのを楽しみにしているようでした。

今回の活動を通じて、子どもたちからは元気をもらい、先生からは子どもに楽しんでもらうためには、はっきり物事を伝えること、まずは自分が楽しむことが大切だと感じることができました。

スザナハウスは街の中心地から4km程離れた静かな場所にあります。Vacance中は月曜日から金曜日の10時~17時まで開放され、2歳~16歳くらいの多くの子どもたちが、勉強をしたり、遊んだり、工作をしたりと賑わっていました。参加人数は日によってばらばらでしたが、80人ほどの子どもたちがこの施設を利用したそうです。

Vacanceをこのような施設で過ごす子どもたちもいれば、家事や畑、市場で販売のお手伝いをしている子どもたちも多く見かけました。

それぞれのVacanceから新学期へ~

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今日は、真新しい制服を着た子どもたちと挨拶を交わすことができました。

Bonne journée(よい1日を)

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