JICA海外協力隊の世界日記

カメルーンから今日の1ページ

~色水遊び~幼児教育・荒川隊員の1ページ

みなさん、こんにちは。

現在カメルーンでは幼児教育・小学校教育・環境教育・体育・自動車整備・青少年活動・コミュニティ開発と様々な職種で21人の隊員が活動しています。

先日、首都ヤウンデの中心地から8㎞程離れたンコルビソン(Nkolbisson)という街で活動している荒川隊員(職種:幼児教育)と藤本隊員(職種:小学校教育)の活動を見に行くことができました。

今回は荒川隊員の活動、次回は藤本隊員の活動を紹介していきたいと思います。

ンコルビソンに到着した際は、多くの人や車が行き交い賑やかだなと感じました。

そんな活気がある街で活動している荒川隊員。職種は幼児教育で、主に幼稚園を巡回し子どもたちへの新たな指導方法などを先生と共有、授業を行っています。

カメルーンの幼稚園では決められたカリキュラムがあり、それに従い今週は何を勉強するのかが決められている事が多いそうです。
私が伺った時のテーマの1つが「色」。

荒川隊員は先生と一緒に『色水遊び』で色の授業を行っていました☆

blue.jpeg

水が入ったペットボトルのキャップ内側部分にあらかじめ絵の具を付けておいた物を用意し、子どもに振ってもらうことで絵の具が水に溶け、「何色になったかな!?」とクイズにしたり、できた色水同士を混ぜたら何色になるかな!?と色の変化を楽しんだりしていました。

ペットボトルを振る時には、みんなで「Mélanger♪Mélanger~♪」と掛け声をつけ盛り上がったり、振るのも全力だったり楽しんでいるのが伝わってきました。(Mélangerはフランス語で「混ぜる」という意味です。)

この日は赤・青・黄の色水を作った後に青と黄を混ぜて緑の色水を作っていました。

荒川隊員が先生に『色水遊び』を提案した際、子どもたちには自由に好きな色を混ぜて遊んでもらえたらと思っていたそうですが、先生からは今日はこの色と決めていたほうがいいという意見もでたため、別の日には赤と青で紫と1日ずつ色を増やしていくことになったそうです。

また、荒川隊員からは、「カメルーンの幼稚園では先生方が一方的に話す授業や読み書きをひたすら繰り返す同じパターンの授業が多く、実際に子どもたちが体験したり、想像力を働かせたりする授業が少ない。子どもたちがもっと楽しみながら夢中になって取り組めるように、視覚教材や遊びの要素を取り入れた方法を先生たちと一緒に考えていきたい。また、カメルーンの先生たちの得意なことやカリキュラムを重視する傾向もあるので、そこを上手く生かせるようなアクティビティを考えるようにしている。」と話を聞くことができました。

activity.jpegのサムネイル画像

『水色遊び』以外にも、紙芝居や手遊びなど荒川隊員の工夫をいくつか目にし、先生や子どもたち一丸となって楽しく授業をしている様子が印象的でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回は藤本隊員の活動をお届けします。

Bonne journée(よい1日を)

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