2023/01/06 Fri
文化 生活 食
任地で過ごしたクリスマスとお正月
みなさん、こんにちは。
2023年が始まりました!本年もよろしくお願いいたします。
(1枚目の写真は任地であるBANGANGTEの市役所にクリスマスにむけて設置されたフォトスポットで鈴木隊員と記念に撮ったものです)
さて、クリスマスとお正月は活動でお世話になっている農家さんに招待していただき、一緒にカメルーン料理を作って食べました。
(↑ガスを使っている家庭もありますが、大量調理時にはこのように大きな鍋と薪が大活躍です)
(↑トマトを潰しているところ。石を使っているのですが結構重くて大変です。)
クリスマスのメニューはIgnames malaxés(ヤム芋のトマト煮)、Met de pistache(ピスターシュと呼ばれているカボチャの種のような物をすりつぶして塩、胡椒で味付けしたものを蒸したもの)、Sauce tomate(トマトのソース)、Sauce oignon (玉ねぎのソース)、ご飯です。
ヤム芋のトマト煮には燻製された魚、トマトのソースには牛肉、玉ねぎのソースには豚肉と、お肉やお魚が入っていて豪華です。朝9時頃から作り始めて完成したのは15時前。夜に家族や親戚が集まりパーティーをするようでしたが、暗くなる前に帰れるようにと完成した料理を一足先にいただきました。もちろん全部と~ってもおいしい!
作った料理のいくつかは、ご近所さんや親戚に配るようで、鍋や袋に入れて分けていました。
クリスマスはご飯や鶏肉を食べる家庭が多いようですが、クリスマスにはこれを食べる!というものは特になく、その時食べたいものや、子どものリクエストを聞くことが多いそうです。
また、家で家族や親戚と過ごすこともあれば教会に行ったり、友達や恋人とすごしたり人それぞれのようです。
帰り道にはドレスやお揃いの布を使った服を着ている家族や、オシャレをしている大人や子どもたちとすれ違いました。どうやら市役所でイベントが行われているようだったので様子を見に行くことに。
敷地内に入りきらないのではと思うくらいの人が集まり盛り上がっていました。発表ステージがあったり、トランポリンで遊べたたり、ポップコーンやアイスクリームが売っていたりと多くの子どもと大人で賑わっていました。
この日は多くの方から「Joyeux Noël(メリークリスマス)」と笑顔とともに声をかけてもらったり、深夜までノリノリの音楽が外から聞こえてきたりと、1日中賑やかな日となりました。
さて、お次はお正月(1月1日)。朝から農家さんのお宅にお邪魔して料理のお手伝いと食事をいただきました。この日はすでに子どもが10人ほど集まっていて賑やか。ごはんが出来上がる頃にみんな水浴び、着替え。新しい服に袖を通したり、サングラスをかけたりとオシャレでした。
クリスマス同様、お正月の定番料理のようなものはないようで、Sauce tomate(トマトのソース)、ご飯、Taro sauce jaune (蒸かした里芋をつぶしたものにパーム油・スパイスの入った黄色いソースを付けて食べる料理)をいただきました。
(↑Taro sauce jauneは里芋とソースがマリアージュ。個人的にこのTaro sauce jauneはお祝い事の時にでてくる事が多いように感じています。)
2023年どんな1年にしたいか話をしたところ、農家さんからは「まずは健康かな!今年も一緒に畑仕事しようね!」と声をかけてもらい、子どもたちは「今年はもっとお出かけしたい」と目を輝かせていました。
みんなで食べる美味しいごはんに、楽しい時間となりました。
そして帰り道、クリスマス同様、市役所は賑わっていました!
クリスマスの時にもあったのですが、街に何か所かカラフルな壁紙が張られたテントが設置され、記念撮影できるような場所ができていました。
その他にも輪投げコーナーがあったりと楽しい雰囲気が伝わってきました。
クリスマス・お正月のデコレーションが少しずつ姿を消し寂しい気もしますが、1月3日から活動が始まっています。(私の配属先では12月30日~1月2日が休みでした。)
多くの学校も3日から授業が始まっているようで、子どもたちの笑い声や楽しそうな掛け声がまた一段と街を明るくしてくれているように感じます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今年は帰国の年。任期は残すところ8カ月を切っているので健康第一、悔いのないよう1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。
Bonne journée (よい1日を)
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