JICA海外協力隊の世界日記

カメルーンから今日の1ページ

生理用品(ナプキン)買わないの?

みなさん、こんにちは。

任地での生活も1年半以上が経ち、マルシェ(市場)やマガザン(調味料やお菓子、日用雑貨などが売っているお店)では顔なじみのお店の人が何人かいます。

先日よく利用するマガザンに小麦粉を買いに行ったところ、「生理用品(ナプキン)1度も買っていないけどどうしているの?買わないの?」と店員さんが声をかけてくれました。
ナプキンは毎回別のマガザンで購入していたため、確かにここのお店では1度も購入したことがなかったのです。別のお店で購入していることを伝えると、「てっきり日本人はナプキンを使わないのかと思った」と話してくれました。

これを機に声をかけてくれたマガザンのお姉さん1人といつもナプキンを買っているマガザンのお姉さん2人から生理について少し話しを聞いてみました。

品揃えがよい近所にあるマガザンの生理用品コーナー)

多くの人が生理のときはナプキンを使用しているようです。小学校ではトイレではなく校庭を利用している姿も見かけるためどうしているか聞いてみると、ちゃんとトイレを利用しているとのこと。
水洗トイレの場合はビニールの袋に入れて持って帰るか、ゴミ箱があればそこに捨てる。穴が開いているだけのトイレの場合はトイレにそのまま捨てると教えてくれました。

布ナプキンの利用はないかきいてみたところ、以前は使うこともあったそうですが今は市販のナプキンが安価で手に入りやすいため市販のナプキンを使う人が多いそうです。
「布ナプキンがほしかったらクチュリエ(仕立て屋さん)にお願いすれば作ってくれると思うよ!でも作るならコットン生地で作ってもらうようにね!」とアドバイスも。

生理用品は高いと思うか?という質問には「高いとは思わない、必要なものだし、月に2.3パック買えばいいだけだからね」と話してくれました。
(もちろん、生理用品が手に入りにくい地域だったり、高価だと感じる人はいます。)

ナプキンの種類や値段も様々ですが、安いものだと1パック(10個入)600Fcfa(約120円)で購入することができます。参考までに任地にある屋台のようなところでカメルーン料理を食べるとだいたい500Fcfa程。
カメルーンや中国製のものが多く、長さは37cm・日本の夜用もしくは多い日の昼用のような製品が多い印象です。

珍しいと思ったことは、1パックに3種類(夜用・昼用・おりものシート)がセットになっていたり、香水のような少しきつめの香りがついていたりする製品があることです。

中には10個で3,000Fcfa(約600円)するものも。使ってみましたが、600Fcfaのものとそれほど変わらないような気がしました。

私の任地ではマガザン以外にも薬局やマルシェなど様々な場所で購入することができます。

薬局で販売されていた1パック3,000Fcfaのもの。)

また、タンポンは任地ではみかけませんが首都では売っていました。

生理
のときはなるべく出かけないようにするという声を耳にしたり、他の隊員からは、生理痛にはパセリが効くとカメルーン人のかたから教えてもらったという話も聞きました。

ふとした店員さんからの一言がきっかけで、知りたいと思いつつなかなか聞けなかったことを話せる機会となりました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Bonne journée (よい1日を)

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