JICA海外協力隊の世界日記

カメルーンから今日の1ページ

散歩~職人さんとの出会い~

みなさん、こんにちは。

先日久々に転びました、岡田です。

さて、今回はそんな散歩中に出会ったカゴづくり職人さんと彫刻職人さんをご紹介します。

まずはカゴづくり職人さん

私の任地バンガンテの中心部付近から2㎞程歩くとヤウンデ(首都)やドゥアラ(最大の都市)、バフサムと言った都市につながる幹線道路が走っています。

その付近ではカゴづくりを行っている所を見かけ、近くを通ると挨拶やどこへ行くのと声をかけてくださることが多いです。

作業中の様子を見せてもらうことができました。

この日は大人4人と子ども2人で、紐を作る係、かごの土台となる部分を作る係、カゴを編んでいく係と

それぞれ役割分担して作られていました。

artisan.JPGのサムネイル画像

↑紐状になるようにラフィアを割いている所

編む係の人は11100個前後作るそうです。どの工程も手際よくササッとあっという間にカゴが出来上がっていきます。

少し体験したのですが、手に繊維が刺さりそうなのとそんなにスムーズに手を動かせず難しかったです。

30年近くこの仕事を続けている方、手袋をすると感覚が鈍ったり、時間がかかったりするので手袋をしないという職人さんもみえて、手にはいくつか傷もありました。

raphia.JPGのサムネイル画像

カゴに使用されているのはラフィア(↑)長さは様々ですが長いと8m程ありそう(いやもっと長い!?)

割いて紐状にしたり、短く切ったりして使用していきます。

cage.JPGのサムネイル画像のサムネイル画像

↑完成したカゴがたくさん!!

主な使い道はトマトとマンゴーの運搬・販売用です。段ボール的な存在だと思います。大きめと小さめの2種類あり、大きい方がマンゴー用1500CFA(約100円)、小さい方がトマト用1300CFA(約60円)で販売されています。このカゴにもりもりトマトが詰められたものをトラックにぎっしり乗せ運んでいる所をたまに見かけます。また、マルシェ(市場)ではこのカゴ一杯でいくらという形でトマトが販売されていたりもします。

そして彫刻職人さん

カゴづくりをされている近くで出会ったファビさん。

20年ほどこの仕事を続けているそうです。

制作中の所を見せてくださりました。

ここまで約3日間、完成するまでもう少し(作業時間や進み具合は日によって違うのであとどれくらいかかるかは未定)、最終的には40,000CFA(約8,000円)で、近くの大通りで観光客や帰省時のお土産等として販売予定だと話して下さりました。

何種類かの彫刻刀を使い分け、リズムよく制作は進められ、少しずつ形や表情が出てくるので見ていてあきません。

下書きや図面等はなく、頭の中にイメージがあるそう。すごい!
完成したところも見に行けるかな!?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今日は夕方散歩に出かけたいと思います。

Bonne journée (よい1日を)

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