JICA海外協力隊の世界日記

走るように 歩くように

環境キャラバン②

前回に引き続き、「環境キャラバン」で行ったワークショップの紹介です。

第2弾は、「どれくらいの時間が経ったら、ごみが自然になくなるのか考えよう!」という、ごみの分解時間を考えるワークショップ。

まず子どもたちに、袋の中からごみをひとつ取ってもらいます。

牛乳パックやペットボトル、電池やビーチサンダルなど、どれも子どもたちにとって身近なごみばかり。

次に、「そのごみを地面に置いておいたら、どれくらいの時間をかけて自然になくなるか?」をペアになって、友達と一緒に考えてもらいます。

今まで考えてみることのなかった問いにとまどいながらも、ペア同士、時にはペアの壁を越えて一生懸命意見を交わす子どもたち。

自分たちなりの答えが出たら、今度は期間の書かれた紙を選んでもらいます。

「3週間」なんていう比較的短いものもあれば、「450年」なんてどれくらいの長さかなかなか想像つかないようなものも。

最後に分解時間の短いペアから長いペアへ順に並んでもらい、ファシリテーターが答え合わせをします。

思った通りの答えだと歓声が上がり、違っていると本当に悔しそうな顔をする子どもたち。

子どもたちも、今まで「ポイ捨てしちゃだめ」とはさんざん言われてきただろうけど、「なぜだめなのか」「どんな悪影響があるのか」についてはあまり突き詰めて考える機会がなかったのかもしれません。

ごみが自然になくなるには予想以上の時間がかかることを学んだから、今度はBehavior Change(行動変革)につながることを期待します。

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