2014/12/04 Thu
活動
*ワークショップ計画中~♪*
Oli Otya!(現地語のひとつであるガンダ語でHow are you?)
もう12月ですね!
ウガンダでも、クリスマスに向けたイルミネーションやデコレーションをちらほらと見かけるようになりました(*^^*)
でも、ここは赤道直下!!
12月なのに寒くない、でももうすぐクリスマス!?
というのが何とも不思議です。
1年前の今頃は、福島県二本松市にある青年海外協力隊の訓練所で、
寒さと戦っていたことが懐かしいです…。
その寒さが来る前は大量のカメムシとも戦っていたっけ…。(苦笑)
さて現在、ワークショップを2つ計画中です!
一つは水管理組合の組織強化を目的としたもの。
もう一つは、ゴミのポイ捨て禁止・分別推進を目的にしたものです。
今日は水管理組合の組織強化ワークショップについてご紹介~♪
私の任地ムベンデ県では、水道が通っている地域はまだまだ少なく、
村落部では井戸や溜め池から水を汲んで生活している人がほとんど。
(ありがたいことに、私の住居には水道も電気もあり、不自由なく生活できています。)
ウガンダでは、水道は水道局が管理していますが、
井戸や溜め池の水を使用している村落部の人々は、自分たちの水源は自ら管理しなければならない、ということになっています。
そのため、村にはWater User Committee(水管理組合。以下、WUC)という組織が存在し、彼らが中心となって水源を管理しています。
彼らの具体的な業務は、井戸の維持管理をするために毎月住民からお金を徴収したり、井戸の周りを掃除して綺麗に保ったり…などです。
…しかし!!!
このWUCの運営が上手くいっていないことが多いのです。
お給料をもらえる仕事ではないので、
WUCのメンバーのモチベーションが低いこともしばしば。
そしてよく耳にするのは、住民全員で積み立てするお金を支払ってくれないということ。
井戸はいつか壊れます。
修理するのは誰?
水源を管理するのは、その水源を使う人々です。
つまり、自分たちで修理しなければなりません。
その「いつか」壊れた時のために、井戸の部品代や井戸の技術者への賃金を貯めておけば、すぐに部品も購入できるし、井戸の技術者もすぐ呼べます。
ですが、日々暮らすことだけでも精一杯でお金に余裕がない、そして貯金という概念も希薄であるため、井戸が壊れたら壊れたまま放置される…というケースが散見されます。
もちろん私の配属先である県庁にも井戸修理の予算はありますが、いつ自分たちの井戸修理の番がまわってくるかなんて分からないですし、予算も決して多くありません。
ということで、WUCの運営をサポートする、ということも水の防衛隊の活動のひとつになっています。
そのため今回、上手く機能している水管理組合のところへ、運営に課題がある村の人々を連れて行き、上手く運営するコツを学ぼう!というワークショップを行います。
実は私の前任者さんが同じワークショップを過去にやっており、上手く機能していると言われているWUCにも、正直全く問題が無いわけではありませんでした。
ですが、それも含めた上で、自分たちの村で参考になるものを見つけて、今後の組織運営に活かしてほしい。
同じウガンダ人が、同じムベンデの人が出来ていることがあるのだから、自分たちにも出来るはず!
と刺激を受けてもらうことも狙いです。
ワークショップは来週!当日の様子はまた報告します~♪
(1枚目の写真:故障して約3年放置された井戸…。)
(2枚目の写真:ワークショップでの訪問先となる、上手く機能しているWUCがある村の人々。)
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