JICA海外協力隊の世界日記

ツカレナオース!!

ⅻ   オモガット(ベイビーシャワー)②

こんにちは、みなさん。

私は現在、海外協力隊でパラオにいます。

写真はベイビーシャワーをモチーフとした像です。

ベイビーシャワーをモチーフとした絵や像はパラオの街ではよく見かけることができます。

ベイビーシャワーの主人公である母親は午後になって現れます。

でも、ゲストである私たちは11時ごろに会場に到着しています。

主人公が現れるまで私たちが何をしているかというと、バンド演奏と歌を楽しみます。

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IMG_8917.JPG歌はただ聞いているわけではありません。

歌い手の周りに集まって、ダンスをし、歌が終わると手に持っている1ドル札を歌い手に渡します。

日本のおひねりと同じですね。

日本の場合は、声援はおくっても一緒にダンスはしませんが。

パラオの人たちは歌い手と一緒に歌って踊るのです。

歌→ダンス→おひねり→歌のループは主人公の母親が登場するまで繰り返されます。

パラオの人たちは歌とダンスが好きで、人の集まりがあるとこのループはよく見ます。

盛り上がってくると車道にまで広がって、歌とダンスをします。

通りすがる車も、クラクションなど決して鳴らしません。

ゆっくり徐行して、お祝いをしている人に道を譲ってくれます。

こんなふうにゆったりとしたパラオの雰囲気は私は大好きです。

かつてはこのイベントはお母さんの伴侶以外は、男子の参加は禁止でした。

男性は準備だけして、会場の外にいて、会場からもれてくる音楽を聞いてお祝いをしていたそうです。

今は男子禁制ということはないそうです。

それでも会場では、男性は中央から遠くの席に座っています。

そして歌とダンスになると中央に集まります。

このイベントの主人公であるお母さんはずーと腰蓑のコスチュームでいるわけではありません。

一通り、歓迎のダンスが終わると、私服に着替えて、歌とダンスの輪に加わるのです。

歌とダンスでイベントを盛り上げるのがパラオなのです。

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