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今回のテーマは、【活動～サモアの歯磨きイベント～】です。７月２８日（金）は、年に1度の歯磨きイベントがありました。colgateという会社が歯ブラシと歯磨き粉を提供してくれます。その会社と私の所属している国立サモア病院のスクールチームがコラボして、小学校でイベントが開催されました。このイベントについては、以前スクールチームのボスに年に１度このようなイベントが開催されていることを、写真や口頭で説明を受けていました。是非、このイベントが開催されるのであれば参加したいとお願いしていましたが、この情報を知ったのはサモア隊員からでした。悲しい。

隊員：「7月28日（金）にサモアで歯磨きのイベントがあるようだけど、時間や場所が紹介されていないんだよね。テレビでよくこの情報が流れているんだけど、織田さん知ってる？」

自分：「私の家にはテレビがないから知らなかったよ。明日スタッフに聞いてみるね。」

と、重要な情報がなかなか得れないのもサモア隊員内で話をすると、よくある「サモアあるある」です。翌日スタッフに聞いてみると、28日にイベントがあることは間違えなかったのですが、詳細はボスしか知らないとのことでした。とりあえず、スクールチームのボスに28日のイベントに私も同行したいとお願いし、同行する許可をもらいました。

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結局当日、どこで何をするのか分からないまま、いつも通りスクールチームの検診車に乗って約１時間かけて村の小学校に行きました。その小学校は、海が目の前に広がり、学校の裏には山があり自然豊かな環境でした。また、その学校は日本大使館の援助を受けて建てられた小学校でした。およそ７０名の子供達が、目をキラキラさせて私達を見ていました。カメラを向けると必ずポーズを決めるのもサモアっ子の特徴ですね。そのため、たくさんの写真を撮りました。今回の流れですが、開会のあいさつがあり、子供達から歌のプレゼントがありました。その後、スクールチームのセラピストのボスが、子供達に歯の健康教育を行いました。このセラピストは、お話がとても上手で、いつも子供達を笑わせながら、楽しくむし歯の成り立ちについてお話します。今回はいつも以上に子供達が笑っていました。子供の心を引き寄せた後に、歯磨き指導に入りました。スタッフが一生懸命説明していた横で、私もお手伝いしました。およそ１時間３０分のイベントでしたが、年に１度しかないイベントなので参加できて良かったです。　

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イベント終了後、サモアの絶景ポイントを通過するたびにスタッフと検診車から降りて写真を撮り、残り少ない任期の中で思い出づくりとスタッフとの交流を図ることが出来ました。

サモアに来て1年が経ち、自分の誕生日もサモアで迎えました。楽しい時間はあっという間過ぎ去ってしまいます。この一年で考えが変わりました。サモア人スタッフに受け入れてもらうためには、日本での考えや日本式のスタイルを押し付けず、自分がサモア人の考えやスタイルを受け入れてその中に入っていき、その中でボランティアとしてできることを見つけて実行すれば良いのではないかと思いました。一年前には、あれもしたいこれもしたいと欲張っていましたが、思い通りには行きません。しかし、どんどん自分からサモア人と関わっていくことで信頼関係を築くことができ、自分のしたいことができるようになったと思います。欲張りすぎずにのんびりとサモア式に活動を続けたいと思います。今後も、私の活動を見守っていただけると嬉しいです。サモアに来られて歯のトラブルがあったら、是非病院にお越しください。こんな愉快なスタッフがサモア国立病院歯科にはたくさんいますよ。